2022年05月14日

「家事ごよみ」〜2022年5月〜

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(会員 N.O)

▼▲▼くらし快適ノートA〜Simple Life〜▼▲▼

五月病を吹き飛ばそう

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長い連休が終わり、学校や会社に行くのが気が重いという人が増える時期です。五月病というほどではないけれど、なんだかやる気が出ないと感じる人も多いでしょう。小さな不調を我慢しすぎると、状態が悪化することも。ひどくなる前に、ちょっとした生活の工夫で心身の健康をとり戻しましょう。

小さなことを丁寧に行う
連休中に溜まった仕事を片付けようと頑張りすぎて、生活が不規則になっていませんか?忙しさが重なり焦ると、気持ちばかりが空回りしてしまいます。まずは日々の小さなことを丁寧にやって、生活のリズムを立て直しましょう。たとえば、朝起きてカーテンを開け、窓を開ける。お湯を沸かしてお茶を入れるなど、何気ない行動を、気を落ち着けて丁寧に行ってみます。それだけでも気持ちが今に集中して、頭がすっきりしてきます。

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ゆっくり噛んで食べましょう
消化のよいものを、ゆっくり噛んで食べましょう。スタミナをつけようとたくさん食べなくても、シンプルなご飯をしっかり噛んで食べることで、体は栄養を吸収できます。内臓を休ませることにもなり、疲れた体を回復させるにはよい方法です。

夜はゆっくり休む
疲れている時は無理せず、早く休みましょう。だらだらと遅くまで起きていると翌日の英気も養われません。仕事や家事がはかどらない時は、きっぱりとあきらめて休むと決めましょう。また、夜の考え事は堂々巡りになりがちです。気持ちをオフにし、脳も身体もしっかり休息させることが大切です。

やる気スイッチを入れる小さな儀式を
やる気が起きない時は気持ちだけが先走って、体がついてこないことが多いようです。そんな時は、まず目の前の見えるところから整えてみましょう。脱いだ靴を揃える、ソファのクッションを並べる。そんな小さな行動でも、落ち着きを取り戻すきっかけになります。気持ちがしゃんとしない時、筆者は家計簿をつけ、お財布の中を片付けます。意外に思うかもしれませんが、お金の使い方を見ていると、自分の行動や思考が客観的に見えきて、頭がすっきりします。このほかにも、机の上を片付ける、拭き掃除をするなど、いつもの自分に戻るための小さな儀式をいくつか見つけておくと安心です。

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ささやかな楽しみを見つける
遠出したりお金をかけなくても、ちょっとしたことで気分は上がるものです。図書館で時間を気にせず本を探す、お気に入りのカフェでお茶を飲む、大好きなデザートを買う、入浴剤を変えてゆっくりお風呂に入る、いつもと違う道で通勤してみるなど、身近な楽しみを探しましょう。小さな幸せを感じられると自然と活力が出てきます。

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大人も子どもも無理せずに
仕事が億劫になるのは大人ばかりではありません。子どもも同じようにストレスを感じる時期です。特に春から新生活が始まった場合は、連休で張り詰めた緊張が解けたため、日常生活に戻るのにより困難を感じるようです。慣れない生活、人間関係など、負担を感じていると考えると、家族への接し方も変わってきます。お互いいたわりあいながら、あせらずに日常のペースを取り戻したいものですね。

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▼▲▼実践! くらし快適術A▼▲▼

寝具の入れ替え・洗濯
天気もよく湿度も低いこの時期は絶好の洗濯シーズンです。雨が多くダニが大量発生する梅雨の前に寝具の入れ替えをしましょう。

毛布
アクリルの毛布は家庭の洗濯機で洗えます。洗う前に髪の毛やゴミをとり、汚れが落ちやすいように屏風だたみ(同じ幅でジグザグに折り返しながら重ねていくたたみ方)にし、分量の洗剤を溶いた洗濯液に入れて洗います。ウール素材やデリケートなものはクリーニングに出すのがおすすめです。

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羽毛布団
カバーをはずし、陰干しをしてからほこりをはたいてしまいます。布団に残る湿気が羽毛を痛めるので、使用しているシーズンは毎朝起きた時に小さくたたんで羽毛布団の中の空気を抜いておくと、羽毛がふっくらとした軽い状態を保てます。

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敷き布団、マットレス
寝ている間にかいた汗で布団は湿気を含んでいます。晴れた休みの日は、布団を干しましょう。布団たたきで思い切り叩くと、中の綿の繊維が切れてしまうので、ほこりを払う程度にしておきます。ベッドの場合はマットレスが通気してくれますが、ベッドパットは汗を吸収しているので、洗濯したり、干したりするとよいでしょう。ダニ退治のために、掃除機や布団クリーナーをゆっくりかけるとアレルギー予防になります。

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シーツ、カバー
シーツなどは1週間に1回の洗濯が望ましいと言われています。カバーは中のほこりを払って洗濯しましょう。直接体に触れる枕カバーもまめに取り替えるようにします。

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まくら、座布団
敷き布団同様、まくらも日光に当てるのが理想です。普段使っていない座布団などもこの時期は日に干して風を通しておきましょう。

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▼▲▼羽仁もと子の言葉▼▲▼

人の心の芝生にも草が生える。そのいろいろな草がぬかれたあとに、本当の人の心によく似た草がなおのこる。
−「校庭の芝生」−羽仁もと子著作集『思想しつつ生活しつつ』(下巻)より

次回は6月11日更新予定です。どうぞお楽しみに。

(文責:この記事は、2014年4月から2020年3月まで東京第一友の会が情報提供をしていた、NHKニュースandスポーツ(有料ニュースサイト)に掲載されたものの一部です)
posted by 東京第一友の会 at 00:00| 家事ごよみ

2022年04月26日

2022年度こばと組スタート、4月の集まりの様子です。

2022年度こばと組が始まりました。

少し肌寒に朝でしたが、元気な親子が揃いました。
初めてあったのに、子どもたちはおともだちと楽しく過ごし、広いお部屋で思いっきり遊びました。
1年よろしくお願いします。

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広いホールで、ひらひらの布を使って、遊びます。

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親子1テーブルで、お弁当をいただいているところです。

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池の中をのぞいています。何かいるかな?

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お母さん達が読書などをしている間、スタッフ見守りの元、子ども達は仲よく遊んでしました。

posted by 東京第一友の会 at 18:24| こばと組

2022年04月09日

「家事ごよみ」〜2022年4月〜

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(会員 N.O)

▼▲▼くらし快適ノート@〜Simple Life〜▼▲▼

時間を大切に使う工夫

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どんな人にも与えられている時間は24時間。時間の使い方はそのまま命の使い方と言っても過言ではありません。時間を大切にというと、どうしても時短や作業の効率化ばかりに目が向いてしまいますが、大切なことを見極め、時間の流れにうまく自分の生活リズムを合わせることで、心身ともに健やかで気持ちのよいくらしが可能になります。まずは以下の4つのポイントから確認してみましょう。

生活の基本時刻を決める
毎日を健やかに過ごすために、まずは起床と就寝、そして食事の時間を決めましょう。仕事のある日は定まりやすいですが、休みの日も基本時刻から大きくずれないのが理想です。基本時刻より遅れているときはやることを省いたり、余裕のあるときはゆっくりすごしたりと、基本の時間を意識することで微調整ができ、時間の使い方にメリハリがつけやすくなります。友の会では「朝仕事の終了時刻を決めましょう」と伝えています。いつまでも家事をダラダラと続けることを防ぐためです。現代ではさまざまなライフスタイル、ワークスタイルがあるので、時間を決めるよりは、毎朝15分でも家事の時間を確保する、と決めるとよいでしょう。やるべき家事をリストにして少しずつでもこなしていくと、家のことがスムーズに片付くようになり、くらしがぐんと快適になります。

心づもりと準備が大切
前日の夜には翌日の予定と持ち物を確認しましょう。大人も子どもにもよい習慣となります。食事については変更の可能性があるとしても、主菜だけでも決めておくとよいでしょう。決まらないままだと、頭の中は常に「どうしよう」と考え続けることになってしまいます。友の会のベテラン主婦は1週間分の献立を決める人もいますが、まずは3日間の夕食の主菜だけでも決めると生活が変わると言われています。あれこれ迷う時間がいらないと、それだけで準備も進めやすくなり、作業に集中でき効率があがります。片付けをしながら翌日の食事も考えられるようになり、先手仕事も可能になります。

朝、週はじめ、月はじめに大仕事を
1日のうちで一番頭がクリアな時間は朝といわれています。大切な、難しい仕事は朝一番にとりかかるとよいでしょう。次第に疲れて作業効率が落ちてきたら、あまり集中力を必要としない仕事をしましょう。そうしているうちに疲れた頭は働きを取り戻します。時間の経過とともに、仕事の負担を軽くしていくのが、頭にも体にもよいとされています。1日のうちでは朝、一週間のうちでは週のはじめに、月であれば月のはじめに大仕事をするようにしていくと、体にかかる負担も少なく、生活にメリハリもうまれ、仕事にも前向きに取り組むことが可能になります。

終わりと区切りを意識する
仕事も遊びも終わりの時間を決めてダラダラとしないように意識しましょう。友の会では作業や話し合いが立て込んでも、時間がきたら一旦中断して、休息や食事をしっかりとるようにしています。終わりの時間を明確にすることで集中力も増して作業効率がアップします。同時にやりっぱなしには注意しましょう。次の作業が始めやすいかたちで終わらせておくと、その後の流れがスムーズになります。

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▼▲▼実践! くらし快適術@▼▲▼

常備菜の組み合わせ
冷蔵庫に作り置きの品が1〜2品あれば、食事の準備がとても楽になります。具だくさんの汁物とご飯があれば、それだけで簡単な食事になりますし、毎日のお弁当作りも助かります。一方、常備菜は大量にできて味が単調なので飽きてしまう、という声もあります。常備菜は組み合わせを工夫して、ローテーションしていきましょう。栄養バランスが整えられ、食卓の豊かさも感じられるようになります。

味付けのバリエーション
・塩・醤油・鰹節…青菜のおひたし、野菜いため、こんにゃくのおかか煮
・甘辛醤油…きんぴら、ひじきの煮物
・甘酢…野菜の甘酢漬け、ピクルス、酢蓮、
・マヨネーズ…ポテトサラダ、マカロニサラダ、コールスロー
・甘煮…かぼちゃ、さつまいも、煮豆
・ごま…ほうれん草の胡麻和え、野菜のごま酢あえ
・カレー味…もやしいため、じゃがいもソテー

組み合わせ
上記の中から異なった味つけのものを選ぶようにすると、味に変化がうまれます。青菜やブロッコリーなど茹でただけの野菜やミニトマトを加えれば、さらに心強いですね。

野菜の甘酢漬けとひじきの煮物
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きんぴらと青菜のおひたし
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ポテトサラダとピクルス
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かぼちゃの甘煮とコールスロー
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大豆のドレッシング漬けとにんじんシリシリ
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こんにゃくのおかか煮と白菜サラダ
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▼▲▼羽仁もと子の言葉▼▲▼

「金のようなよい頭脳(あたま)で、澄んで流れる水のような気持ちで、きょうもあすも生き楽しみ、与えられた仕事をしたいものです。(中略)
錫(すず)の頭脳が鉛になったら、気を換えて、すぐに寝ることにしましょう。何も知らずに眠っているうちに、鉛の頭脳が金になります。(中略)
一年のうちにあんまり多くの仕事がのこるなら、一日のうちにも一と月のうちにもそうならば、それは必ずその人に多すぎる責任なのでしょう。どうしても出来ないはずの仕事を、本気で取り捨てることはまた、私たちの一つの『金の仕事』です」
−「『金の頭脳』『金の仕事』」−羽仁もと子著作集『思想しつつ生活しつつ』(下巻)より

「家事ごよみ」は、これから月1回の更新となります。
次回は5月14日更新予定です。どうぞお楽しみに。

(文責:この記事は、2014年4月から2020年3月まで東京第一友の会が情報提供をしていた、NHKニュースandスポーツ(有料ニュースサイト)に掲載されたものの一部です)

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