2023年10月14日

「家事ごよみ」〜2023年10月〜

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(会員 N.O)

(文責:この記事は、2014年4月から2020年3月まで東京第一友の会が情報提供をしていた、NHKニュースandスポーツ(有料ニュースサイト)に掲載されたものを一部、加筆修正して掲載します。)

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上手な時間の使いかた
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今回は時間について特集します。
筆者が所属している婦人団体「友の会」で、30代から90代までの会員が時間について話し合いました。子育て、仕事、介護にと日々追われるように生活をしている会員から、それらが終わって一息つき、今はボランティアなどで社会活動をしている会員まで、置かれている状況はさまざまですが、どの年代にとっても、時間を上手に使うには、日頃の努力と工夫が必要だということがわかりました。
時間に追われないために会員が心がけていることをご紹介したいと思います。

書き出して整理する
やることが立て込んでくると、あれも、これもと頭の中が大忙しになり、全くはかどらなくなる、という声が聞かれます。まずは落ち着くためにゆっくりお茶を飲む、深呼吸する、紙にやるべきことを全て書き出すといった意見があがりました。仕事の納期、子どもの予定、夕食の心配などを頭の中だけで考えていても混乱するばかり。まずは何に焦っているのか、困っているのかを全て書き出してみると、頭が整理されるようです。手当たり次第に取りかかるのでなく、順番を考えて予定を立てることが有効とのことでした。
手帳、カレンダー、スマホアプリなど、それぞれ自分にあった方法で、予定を把握することが大切です。今日、明日のことだけでなく、一週間の予定を見通してスケジュールを組みましょう。適度にリラックスする時間を入れて、活動と休養のメリハリをつけると、途中でバテることがないとベテラン主婦が教えてくれました。

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やることを絞る
意外に多かったのは、「やることを減らす」という回答です。一つ予定をあきらめることで、時間、労力に余裕が生まれ、態勢を立て直すことができます。そもそも必要でないことをしようとしていた、と気がつくことも多いようです。

一人で抱え込まない
すべてを自分でなんとかしようと躍起になっていませんか?自分が手一杯になっていても、周りには手の空いている人がいるかもしれません。家族の手も積極的に借りましょう。そのためには、他の人が手助けしやすいように、仕事や家の中を整えておくことも大切なことですね。

食事の工夫
忙しくなるとどうしても疎かになるのが食事です。健康を維持するためにも食事は大切です。全て手作りするのは大変ですが、実だくさんの味噌汁とサラダだけは毎日作る、肉を買ったら半分は味付けして次回の食事の下ごしらえをしておく、常備菜を作る、3日分の献立をメモするなど、これだったら出来るということを一つでも習慣にしておくと、ぐんと楽になります。

ちょこっと掃除を習慣に
家の中が汚れてくると、精神的に余裕がなくなります。トイレ掃除はお風呂の前に、歯磨きの時に洗面台をさっと拭く、玄関掃除は朝出かける前の1分間で、など生活の中に組み入れられると、考える前に手が動いて片付きます。

丁寧に行うべきことは心を込めて
長時間寝ても疲れが取れなかったのに、15分程度のうたた寝で頭がスッキリしたというように、大切なのは時間の長さだけではないようです。忙しい現代では効率第一で時短が求められることが多いですが、時には心を込めて丁寧に物事を行うことも大切です。体と頭と心が一致して、集中して物事に当たると、パフォーマンスも向上して、精神的な満足も得られるようです。

毎日、誰にでも平等に与えられている時間は24時間。時間を大切に使って、丁寧に生活したいものですね。

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お鍋シーズン到来!
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秋が深まり、温かいものが美味しく感じる季節になりました。寒い日には体も心も温まるお鍋を楽しみませんか。

忙しい日々の食卓に
材料の準備さえすれば、食事中に席を立つ必要もないので、ゆっくり食事ができます。野菜をあらかじめ切っておけば、帰宅後の準備が楽になり、肉や魚も切り身のものを使えば包丁いらずです。
片付けも洗い物が少ないので、お鍋を利用しない手はありません。忙しい時こそ食卓にお鍋を登場させましょう。家族や友人と大きなお鍋を囲むのもよいですし、最近では小さめの土鍋も出回っているので、一人暮らしの人にもおすすめです。

体に優しいお鍋
お鍋は栄養バランスの取れた食事です。肉、魚、豆腐、野菜が同時に摂れます。特に野菜は加熱することでかさが減るため、たっぷり食べることができます。油を使用しないので消化もよく、体に負担をかけません。
家族が体調を崩した時でも、お鍋にすれば、食べられるものを選ぶことができますし、柔らかく煮えた具材をつぶしたり刻んだりすれば、そのまま離乳食にもなります。体も温まり、満足感も得られやすく、ダイエット効果も期待できます。

まずは湯豆腐から
お味噌汁の代わりに湯豆腐があれば、品数が少ない食卓でも豪華に見えます。だし昆布に酒、水を入れ、豆腐を加えて温めるだけなのでとても簡単にできます。ちょっと奮発して、いつもよりいいお豆腐をいただくのも良いでしょう。それだけでご馳走になります。

定番の水炊き
シンプルな水炊き。水にだし昆布を入れしばらくおきます。酒を加え、野菜、豆腐、肉、魚などを加えて火にかけます。お好みで、塩、顆粒だしを加えても良いでしょう。

肉:鶏肉、豚肉など
魚:たら、サケ、牡蠣、エビなど
野菜:白菜、長ネギ、水菜、きのこ(なんでも)、にんじんなど
豆製品:豆腐、油揚げ、厚揚げ、がんもどきなど
その他:しらたき、糸こんにゃく、春雨など

<我が家の定番具材>

1 豚肉、鶏肉をそのまま 
豚肉は薄切り肉を使います。もも肉はあっさりめで、バラ肉になると脂身が多く濃厚で、肩ロースはその中間になります。厚さもいろいろあるので、変化をつけるとよいでしょう。
鶏肉はもも肉を一口大に切ります。あらかじめ一口大に切ってあるものを利用すれば一手間省くこができます。骨付きで売られている鶏肉は、だしがよく出て、大変美味です。

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2 肉団子
豚または鶏の挽肉300〜500gに、玉ねぎのみじん切り1/2個、長ネギ1/2本、卵1個、片栗粉大さじ1、塩、こしょうを加えてよくこね、スプーンですくって沸騰した鍋に落とします。

3 白菜と豚肉の重ね鍋
白菜を4枚用意し、豚肉の薄切りを白菜の間に並べます。5cmほどの長さに切り、鍋に並べ、昆布をつけた水、または水と顆粒だしを加えて火にかけて出来上がり。これだけで美味しいお鍋になります。

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薬味はたっぷりと
薬味はたっぷり用意しておくのがよいでしょう。大根おろし、細ネギ、生姜、七味などが定番ですが、柚子胡椒、かんずりなどもあると華を添えてくれます。筆者の家ではもみのりをたっぷりかけていただきます。

自家製ポン酢
醤油、酢に薬味だけでも美味しいですが、柚子やすだちがあると香りが豊かになります。すだちがたくさんあったら、自家製ポン酢を作ってみるのもおすすめです。長く保存できるので冬の間じゅう、爽やかな香りが味わえます。

(材料)
すだち 10個
醤油  120ml
みりん 30ml
酒    15ml
削り節 2g(小パック1〜2個)
だし昆布 5×5cm

(作り方)
1 鍋にみりん、酒を入れ煮切る。
2 すだちは半分に切って絞る。
3 1の粗熱が取れたら、醤油、削り節、だし昆布を加える。
4 すだちの種が入らないように果汁を加える。
5 冷蔵庫で一晩おき、濾して容器にいれる。

※そのままでも使えますが、数か月寝かせると角がとれて、まろやかな味になります。

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市販の鍋つゆもうまく利用
最近では安価で美味しい鍋つゆが手に入るようになりました。発売当初は主婦の間でもったいない、という意見も聞かれましたが、「外食した気分になれるので使う」「家族でも簡単に準備できる」と利用する人が結構いました。市販のものも上手く利用して、手作りと両方を楽しめるといいですね。

「シメ」もいろいろ
ご飯を加え、卵でとじればおじやになります。ご飯を一度さっと洗うと、ねばりが出ずに、さらっと仕上がります。うどんやラーメンを加えるのもよいでしょう。韓国では、最後にインスタントラーメンの麺をそのまま入れる鍋があるそうです。
必要であれば水分を足したり、塩や醤油、めんつゆなどを加えて味を整えていただきましょう。翌朝に残ったスープでおじやを作り、温かい朝食にするという手もあります。

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土鍋や食器の置き場所
土鍋とカセットコンロのために、取り出しやすいところにスペースを確保しましょう。カセットコンロのガスボンベも、すぐに取り替えられるよう、家族が分かるところに置いておきましょう。土鍋に限らず食器の置き場所を季節で変えると、使い勝手が良くなります。夏に使うガラスの器などは奥にしまい、グラタンやおでん用のお皿を手前に置くと、使う度に便利だと感じます。ちょっとしたことですが、台所仕事が楽になります。

お気に入りの食器
お鍋はとてもシンプルな料理のため、お気に入りの土鍋や器などがあると気分が上がります。筆者の家庭では、何にでも使える食器を中心に揃えていますが、数年前に素敵なお鍋用のとんすい(お鍋を食べる時に使う小鉢)を見つけ購入しました。使うたびに嬉しい気分になるので、よい買い物をしたと思います。薬味入れや菜箸、お玉置きなどもお気に入りを揃えてみると、お鍋の楽しみがさらに増しますね。

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▼▲▼羽仁もと子の言葉▼▲▼
自分自身の上に直接に落ちて来た喜びでなくても、わがことのように喜ぶことが出来、他(ひと)の悲しみを共に悲しみ、強きものの友にも、か弱きものの友にもなることの出来る生(いのち)は、専門的でない代わりに豊富になることが出来ます。
−「女性の第一義的能力」羽仁もと子著作集」『思想しつつ生活しつつ』(下巻)より

次回は11月11日(土)更新予定です。お楽しみに。

posted by 東京第一友の会 at 00:00| 家事ごよみ