
(会員 N.O)
▼▲▼主婦の知恵袋@▼▲▼
気持ちのよい朝の過ごし方

こんな人たちいませんか〜?
「毎朝バタバタしていて、朝からどっと疲れてしまう」
今年度のこのコーナーでは、生活のちょっとした不便や悩みについて、友の会の会員で日頃から話し合っている工夫やヒントを紹介します。
今回は新年度の第一回目、気持ちのよい朝の過ごし方について考えましょう。
こうしてみたら、すっきりしました!
「ちょっと先のことを考えてみよう」
友の会には子どもとの生活を考える研究グループがありますが、そこでよく使われているのがこの言葉です。大人にとっても、子どもにとっても生活リズムを整えて、気持ち良く生活するためには、「少し先のことを考えること」が大切なポイントになります。
行き当たりばったりで暮らしていると、常にバタバタと落ち着きません。反対に先のことを考えすぎると、心ここにあらずで、今を取り逃がしてしまいます。少しだけ、ちょっとだけ、先のことを考える。そうした習慣を持つ。こうしてみると不思議なことにスムーズに時間が流れ始めます。加えて、朝の時間を大切にしようと思う意識だけでも、生活が変わります。
以下に友の会会員の普通の主婦たちから出た「朝の工夫」のいくつかをご紹介します。
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段取りをよくしよう
■荷物は前夜にまとめておく
準備ができるだけでも明日が楽しみになります。

■みそ汁の具を用意しておく、昆布といりこを水につけておく
すぐに調理にとりかかれます。火を入れておみそを溶けばできあがり。
具の取り合わせもパターンをいくつか作っておくと、変化がつきます。

■ごみをまとめて出す準備をしておく
袋にまとめるところまでしておけば、朝出た生ゴミを加えてすぐ出せます。
朝のバタバタはこれで解消!

■朝食はパターン化している
キャベツやにんじん、ウインナーを用意しておくと、毎朝、野菜炒めが簡単に作れます。ごはん、みそ汁、納豆、漬物が平日の定番。時間に余裕があれば目玉焼きをプラス。
お休みの日だけは、ゆっくり丁寧に用意してもよいですね。

■お弁当箱と水筒を出しておく
これだけのことでも、貴重な朝の時間を節約できます。

■やることをすべて書き出して順番を決めた
たくさんやることがあるので、全てを付箋に書き出して整理します。
朝しなくてもよいことは他の時間にまわしたり、順番を入れ替えて工夫してみるとよいです。
覚えるまではそのリストを見ながら行動してみましょう。
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朝の時間を大切に
■朝の楽しみを一つ作る
早起きして一人コーヒーを飲み、新聞をゆっくり読む時間をとりましょう。
クラシックやカフェで流れているような音楽を流すのもおすすめです。
■ラジオ体操で体を起こす
ラジオ体操やテレビの体操に合わせて体を動かしてみましょう。
散歩を朝の日課にすると、ジムに通わなくても運動不足を解消できます。
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▼▲▼毎日のお掃除、ときどきのお掃除@▼▲▼
家はいつも、きちんときれいにしたいけれど、なかなかそうはいきません。忙しい日々の中、家のあちこちの汚ればかりが気になると気持ちもふさぎます。少しの努力の積み重ねで、きれい、すっきりをキープしましょう。このコーナーでは、日々の掃除のポイントについて毎回取り上げます。
「床置きゼロを目指しましょう」

細かな掃除について考える前に、まずは家全体を見回してみましょう。ちょっと置いたカバン、子どもの脱ぎ散らかした洋服、積み上げられた本など、油断するとすぐに床に物がたまります。掃除をするためにも、見た目にすっきりさせるためにも、まずは床に物を置かないように意識してみませんか?
■箱やカゴを持って、家の中を回ってみましょう。
部屋の床に散乱しているものを、まずはざっと集めてみます。その場その場で元の場所に戻せることが理想ですが、行き先、置き場所が決まっていないから散らかっていることがよくあります。集めたものを一つずつ見て、置き場所が確保されているかを確認してみましょう。

毎日、あっという間に物は散らかります
■スマホなどで写真を撮ってみましょう
片付け始める前に、ありのままの写真を撮ってみます。不思議と視点が変わって冷静に対策が見えてくることがよくあります。ビフォーが散らかっているほど、アフターが楽しみになり、達成感も強く感じられるようになります。
■メモを片手に家をまわる。
写真を撮ることにも通じますが、実際に片付ける前に頭の中を整理するのに役立ちます。片付かないところ、もやもやしているところ、問題点をメモしておきます。時間がなくてすぐに片付けられないときでも、書いておくことで解決策がひらめくということもよくあります。
「床置きゼロ」という目標を掲げても、実際にはそう簡単ではありません。生活しているとすぐにものは山積みになることも多いでしょう。それでも意識して行動をくりかえしていくことで、少しずつ散らかり具合が減っていきます。床にものがなければ、掃除機をかけることも苦になりません。多少掃除ができない時間が続いても、すっきりした気分はキープできます。忙しい毎日だからこそ、この春「床置きゼロ」を目指してみませんか?
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▼▲▼羽仁もと子の言葉▼▲▼
「学園小学校入学式にて-----
これから先もヨクミルことをしなくてはなりません。それからヨクキクが出来なくてはなりません。ヨクスルことも出来なくてはなりません。学校にはいろいろの面白いことといっしょに、気をつけて聞いたりおぼえたり、また考えたりしなくてはならないことがたくさんあります。」
−「ヨクミル・ヨクキク・ヨクスル」−羽仁もと子著作集『教育三十年』
次回の更新予定は4月24日(土)です。どうぞお楽しみに!
(文責:この記事は、2014年4月から2020年3月まで東京第一友の会が情報提供をしていた、NHKニュースandスポーツ(有料ニュースサイト)に掲載されたものの一部です)