2020年12月05日

「家事ごよみ」〜2020年12月1回目〜

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(会員 N.O)


▼▲▼家事ごよみ17▼▲▼

ポイント! 年末の家事の予定を立てましょう

師走になり、急に慌ただしさを感じるようになりました。12月は一年の締めくくりと、新年を迎える準備のための大切な月です。一日一日大切に過ごしましょう。大みそかに一年を振り返り、家族皆で感謝の時を過ごしましょう。

まずは自分と家族の予定を確認しましょう。クリスマス会、忘年会など出かける行事も多くなります。予定を詰め込みすぎず、体を休めるための時間も大切に。家事は自分一人だけではなく、家族皆で分担をしましょう。

交際関連
クリスマスカードやプレゼント、お歳暮の準備、年賀状の手配にかかりましょう。

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衣服関連
お正月の衣服のこころづもりを。靴やカバンも手入れをすると気分が一新します。寝具などの大物の洗濯も普段のものに加えて少しずつ完了させておきましょう。

家計関連
婦人之友社『家計簿』には公共費という費目があります(震災支援や赤十字、ユニセフ、歳末助け合い募金など)。金額だけでなく、心をこめて想いを寄せましょう。
一年の家計簿のまとめをしましょう。来年の予算を家族で話し合えると新年の希望もはっきりと見えてきます。

食関連
クリスマスやお正月のための料理や献立を考えて、買い物の予定を立てましょう。あらかじめ作って保存できるもの、半調理をした状態で待機させておくものをうまく取り混ぜて、時間と心のゆとりを持てるように工夫しましょう。

住居関連
年末のゴミの回収日の確認をしましょう。粗大ごみの受付も年末は混み合うため、早めに手配しておきましょう。
物置の片付け、窓拭き、外回りの掃除や庭仕事などは、寒さが厳しくなる前に行いましょう。家の中の掃除は家族で分担し、チェック表などを作成して、完了したところから○印をつけていきます。日ごとに予定を立てておくのがよいでしょう。まとまった時間が取れない場合も、分割して何日かで終わらせるように計画を立てるとよいでしょう。少しずつでも確実に仕上がる達成感から、やる気がキープできます。

(下の表をクリックすると、大きな表をご覧いただけます。)
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その他、冷蔵庫、換気扇、家庭によっては階段、庭、車庫など。
不要な箇所は斜線を引くか、塗りつぶしをしましょう。

新旧の入れ替えをしましょう
身の回りにあるものを、ぐるりと一度見回してみましょう。下着や肌着、靴下などを入れ替える人も多いでしょう。古びたタオル、雑巾、台所のふきんやスポンジ、菜箸なども入れ替えをするチャンスです。毎日使うふきんがきれいになるだけでも、清々しい気持ちになります。生活をともにして、働いてきてくれたもの達には感謝の気持ちを。古布にしたり、ほかの場所での活用法を探し、最後まで使い切ってものの命を全うしましょう。

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〜今回のキーワード〜
師走は片付けと準備の大切なひと月です。

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▼▲▼家族と一緒に家のこと17▼▲▼

プレゼントについて考えましょう


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クリスマスが近づくと、毎年悩ましいのがプレゼント。最近ではインターネット販売も普及し、手軽に利用できるようになりました。クリスマスは物を買い与える時となりつつありますが、そんな習慣にちょっと違和感を覚えている人も多いのでは?今回はクリスマスの贈り物について考えてみたいと思います。

日本では、子ども達にプレゼントを贈ることが一般的でしょう。その際、子どもが何を望んでいるのか、何がうれしいのかをよく観察してみましょう。物を与えることだけが子どもの望んでいることではありません。半日でも、丸1日でも、仕事や家事をせずに、子どもの遊びに付き合ってあげるというのもよいアイデアです。好きなだけ本を読んでほしいという子もいるでしょう。台所に一緒に立ってお料理をしたり、お菓子を焼いたりするのも楽しいでしょう。公園でキャッチボールをしたり、自転車でサイクリングに行くのも新鮮かもしれません。

ちなみに我が家は毎年、映画『クリスマスキャロル』のDVD鑑賞を恒例にしていて、とても楽しみにしています。毎年一匹ずつ、フェルトで作るねずみのお人形を送っていた時期もありました。高価なものでなくても、心のこもった手作りのものがあるだけで、子ども達はとてもうれしそうにしていました。子どもと一緒に、ツリーに飾るオーナメントを毎年一つずつ手作りするというのも、よいかもしれませんね。

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古いセーターで作った人形とフェルトのねずみ

相手の笑顔を想像できること、気持ちが伝えられることは、プレゼントを贈る側にも大きな喜びとなります。何を買うべきか、いくら使うかと出費の心配ばかりせず、皆のうれしい気持ちを大切にしましょう。年末はクリスマス献金や歳末助け合い運動なども行われます。見知らぬ誰かのことを思い、幸せをお祈りできたら、とても心温まるクリスマスになりそうですね。

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▼▲▼あるものでもう一品! お助けレシピ15▼▲▼

キャベツメンチカツ


家族皆が喜ぶメニューです。キャベツをたくさん使うので、揚げ物でもあまり胃にもたれず、満足感が得られます。キャベツを切り、塩もみするまでをあらかじめやっておくと、手早く作れます。

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(材料)
合挽き肉     400g
キャベツ     400g
玉ねぎ      1/2個
卵        1個
パン粉      3/4カップ  
牛乳       50cc
塩        小さじ1/2
こしょう     少々   

・揚げ衣
小麦粉      適宜
牛乳       1/2カップ(足りなければ水を足してもよいです)
卵        1個
パン粉      適宜
揚げ油      適宜(少量の油でも揚げ焼きできます)

(作り方)
@ キャベツはみじん切りにして、塩小さじ1/2(分量外)をふり、もんでしばらくおく。
A 合挽き肉に塩こしょうを加えよくこねる。牛乳を浸したパン粉、卵を加えよく混ぜる。
B キャベツを絞り、水気をよく切ってAに加える。よく混ぜてハンバーグ型に形成する。
C 小麦粉、卵をといた牛乳、パン粉の順に衣をつけて、油で揚げる。

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▼▲▼羽仁もと子のことば▼▲▼

「われら友ありという気のする時ほど、豊かに楽しいことはない。こうした時を多くもつ人になりたい。(中略)年の暮れが来る、クリスマスが来る。そうして私は多くの友を憶(おも)う。」
−「われら友あり」−羽仁もと子著作集『教育三十年』婦人之友社刊より

次回の更新予定は12月19日(土)です。どうぞお楽しみに!

(文責:この記事は、2014年4月から2020年3月まで東京第一友の会が情報提供をしていた、NHKニュースandスポーツ(有料ニュースサイト)に掲載されたものの一部です)

posted by 東京第一友の会 at 00:00| 家事ごよみ