
(会員 N.O)
▼▲▼家事ごよみI▼▲▼
ポイント! 夏の疲れをとりましょう
8月も終わりに近づきました。夏の疲れが出るころです。十分な栄養、休息で体力を取り戻しましょう。
食事
暑さで食欲が落ちたり、喉ごしのよい麺類ばかり食べていたという人も多いでしょうが、それでは体力が落ちてしまいます。まずは1日3食、バランス良く食べることを心がけましょう。加えて特に夏バテに効く食品についてみてみたいと思います。
ビタミンB1 (豚肉、うなぎ、大豆など)
糖質や脂肪がエネルギーになるのを助けます。
ビタミンC (野菜、果物)
疲労回復、ストレス緩和、免疫力を高めるといった効果があります。体内では作られないため、食品から摂取しましょう。
エネルギー源になるたんばく質をしっかり摂る
体力の消耗を防ぎ、回復させる効果があります。毎食、肉、魚、豆類を意識して摂るようにしましょう。脂っこい料理は内臓に負担をかけるので、さっぱりと食べられる料理法がおすすめです。
トッピングや味付けを工夫してバリエーションを
特別なものを用意しなくても、冷蔵庫にあるネギや生姜、わさび、シソなど、薬味を意識して添えてみましょう。酢やカレー粉などを使って、味に変化をつけると食欲も湧いてきます。

※おすすめレシピ
冷しゃぶ

(材料 4人分)
豚肉(細切れ、薄切り)300g
キャベツ 1/4個
小松菜 1/2把
もやし 1袋
トマト きゅうり、わかめなど
片栗粉 大さじ2
・つけだれ (分量は適宜)
しょうゆ
酢
大根おろし
細ねぎ
あればシソ、みょうが
生姜
もみのり
(作り方)
@ キャベツ、小松菜、もやしはさっとゆで、すべて食べやすい大きさに切る。
A ビニール袋に片栗粉と豚肉を入れ、振ってまぶし、酒大さじ1を入れた熱湯にくぐらせる。
B 火が通ったら、冷水にくぐらせ水気を切る。
C 皿に野菜、肉を盛り付ける。食べるときはつけだれをつけていただく。
野菜はあるものでアレンジ可能。作ってから冷蔵庫で冷やしておいてもおいしいです。
水分補給
体に必要な水分は飲み物だけでなく、食事からも摂っています。みそ汁やスープなどを添え、バランス良く食事をしましょう。糖分の多いジュース類は血糖値を上げて食欲を抑えてしまいます。アルコールも利尿作用をもたらすのでほどほどに。この時期、冷たい飲料はとてもおいしく感じるものですが、内臓に負担をかけしまいます。なるべく常温に近いものを摂るように心がけましょう。
睡眠
体の疲れを取るためにも、質のよい睡眠が欲しいですね。ぐっすり眠るポイントがいくつかあります。実行できるものから試してみましょう。
室温
クーラー、扇風機をうまく利用して室温を調整を。熱中症予防のため、暑さの厳しい頃は一晩中エアコンを使用し、室温を28度以下に保ちましょう。
風呂
夏の間はシャワーばかりという人も多いですが、ぬるめのお湯に少し長めに浸かると、体ばかりでなく心の疲れもとれやすくなります。
ブルーライト
スマホやタブレットのブルーライトは睡眠の妨げになります。寝室には持ち込まない、寝床では見ないといったルールを作ってみるのも有効です。
早起き
寝不足が続いている人は頑張って早起きをしてみましょう。朝日を浴びることで体内時計がうまく働くようになり、夜は自然と眠くなり寝つきがよくなります。
〜今回のキーワード〜
しっかり食べて、しっかり休んで、
元気な体を取り戻しましょう
♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪
▼▲▼家族と一緒に家のことI▼▲▼
(※以下は2017年掲載の記事です。今年の夏は随分事情が変わってしまいました。それでも今年の夏を家族で振り返ってみるのはいかがでしょう。今まで経験したことのない夏の記憶、大人も子どもも、少しでもよい形で心に刻むことができるとよいですね。)
夏の思い出を振り返りましょう
今年の夏を家族で振り返りましょう。ラジオ体操に毎朝行ったとか、25m泳げるようになったとか、小さなことも合わせるとたくさんの思い出があるでしょう。写真をアルバムにしたり、旅行した場所を地図で確認したり、資料をまとめたりすると物も心も整理されます。皆で振り返って「物足りない夏だった。」という場合でも大丈夫。新学期は始まりますが、週末などを利用して行動することも、まだまだ間に合います。

アルバム作りをしませんか
デジカメやスマホで撮りためた写真、たまっていく一方だという人も多いでしょう。夏休みの分だけでも現像してみてはいかがでしょう? ポイントは枚数の上限を設けること。10枚でも30枚でもその決めた枚数に絞ることで、大切な写真が厳選されます。この機会に今年の分を現像してみるのもよいでしょう。ちなみに我が家は1年で120枚を目安に一冊のアルバムに写真をまとめています。家族でアルバムを開いて、この夏の思い出を振り返るのは楽しいものです。

♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪
▼▲▼みんなで一緒にスペシャルレシピ▼▲▼
親子でおやつ作りにチャレンジ!
夏休みの最後の思い出作りに、一緒におやつ作りはいかがですか? 天候に左右されず、手軽にできるおすすめのイベントです。子どもの年齢に応じて、大人が手を貸してあげましょう。お菓子や料理作りは刃物と火傷に気をつければ、子どものできることはたくさんあります。多少台所が汚れても大目にみてあげましょう。親子で作る過程を楽しみましょう。
シュテンゲル

友の会では定番のおやつです。粘土遊びをしているようで、我が家の子ども達もよく喜びました。バターも卵も使わないシンプルな材料で、乳製品のアレルギーのある子でも食べられます。大人のビールやワインのおつまみにも好評です。
(材料)(9g×50本)
薄力粉 300g
水 135g
サラダ油 45g
塩 3g
ドライイースト 小さじ1と1/2(6g)
砂糖 小さじ1(3g)

(作り方)
@ 水に油を混ぜておく。ボウルに粉を入れ、まわりに塩、真ん中にくぼみを作ってドライイーストと砂糖をいれる。

A @に水と油を入れ、生地がなめらかになるまで30〜50回位よくこねる。ひとまとめにして10分寝かせる。オーブンのスイッチを入れ180℃にセットする。

B 9gずつ(50個程度)に分けて、丸める。

C 12〜13cm程度の棒状にして、クッキングシートを敷いた天板(あるいは油を塗る)に並べる。
D 180℃で15〜20分焼く。さらに120℃に温度を下げて5分焼くとサクッとした仕上がりになる。

♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪・♪
▼▲▼羽仁もと子のことば▼▲▼
「子供を教育するものは、自覚的生活ただそれ自身だと思います。(中略)子供らにこせこせとやかましくいうことをやめて、日々の生活の面倒とありあまるほどの精神的な問題に向かって、めいめいにその持ち場に工夫をこらして、一緒になって働きかける、また戦ってゆく生活、ただそれ自身活きた(いきた)教育だと思います。」−「家庭と娯楽」−羽仁もと子著作集 第9巻『家事家計篇』婦人之友社刊より
次回、9月1回目もどうぞお楽しみに!
(次回は9月12日(土)頃を予定しています)
(文責:この記事は、2014年4月から2020年3月まで東京第一友の会が情報提供をしていた、NHKニュースandスポーツ(有料ニュースサイト)に掲載されたものの一部です)