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▼▲▼家事ごよみF▼▲▼
ポイント! 冷蔵庫の整理をしましょう
暑い夏が近づいてきました。冷蔵庫に入れておきたい食品が増える上、ドアの開閉も増え、庫内の温度を低く保ちにくい時期です。この機会に一度冷蔵庫全体を整理してみましょう。
「だわへし」の順番でやってみましょう
「だわへし」はNHKの情報番組『あさイチ』で友の会のスーパー主婦が考案・紹介した片付け方法です。この方法は家中の片付けに応用でき、順番に従って整理していくことで、物も頭の中もすっきりと片付きます。冷蔵庫の中は、まとめ買いした食材、お弁当用の冷凍食品などで、満員列車のような状態になっていませんか? 冷蔵庫全体を一気に整理するのはなかなか大変ですが、ドアポケット、冷凍庫、野菜室といったように、エリアを分けてみると気軽にとりかかれます。
@「だ」=だす
まずは入っているものをテーブルの上などに一度出します。冷凍品などの場合はクーラーボックスや発泡スチロールの箱、保冷剤があると便利です。

A「わ」=わける
例えばドレッシング類、中華料理の調味料などといったように仲間分けしてまとめておきます。梅干しやこんぶ、ふりかけなど和食の時に食べたいものはご飯の友というトレーを用意、ジャムやバター、チーズなどパン食の時に食べるものはパンの友というトレーにまとめておくことをおすすめします。あちこち探す手間が省け、出し入れがすぐに出来るようになります。
B「へ」=へらす
種類別に分類できたら、不要になったもの、明らかに食べないだろうと思うものは処分しましょう。使わないものがたくさん出てくると心が痛みますが、きちんと把握すれば、今後余分なものを買い足すこともなくなります。早めに使いたいと思うものはカゴなどにまとめて取り出しやすくしておきましょう。
C「し」=しまう
庫内は常に清潔にしておきたいもの。汚れなどは重曹水やアルコールスプレーを使って拭き取りましょう。野菜室の底はカレンダーや大きめの紙などを敷いておくと、毎月とりかえるだけで、庫内に汚れがたまるのを防げます。買い物をする前に中身を確認しながら拭く習慣をつけると、常にきれいが保てます。


夏の暑い時期、庫内の温度を低く保てるように意識しましょう。
冷蔵エリアは余裕をもたせ、冷気が行き渡りやすくし、冷凍エリアは冷気が逃げないように、ある程度中身がおさまっているのが理想です。
加えてドアの開閉もなるべく減らしましょう。調理をするときには、必要な材料を一度に取り出し、トレーなどにまとめておきましょう。また、食材を出しっぱなしにせず、必要な分を取ったら冷蔵庫に早めに戻す心がけを。
飲み物を出す回数も減らしたいもの。大きな水筒に麦茶などを用意しておくとよいでしょう。開閉の回数も減らせ、麦茶が常温になるものも防げます。
〜今回のキーワード〜
「冷蔵庫はつめこみすぎに注意して、
食材は早めの回転をこころがけましょう。」
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夏休みの計画を立てましょう
夏休みに入っても、そのままダラダラと過ごしてあっという間に1週間が経ってしまったことはありませんか? 夏休みが来る前に、この夏の予定を立てましょう。
一目で分かるように、決まった予定を書き出しましょう
手帳、あるいは大きなカレンダーの裏などに家族それぞれの予定を書いてみましょう。左側は午前、右側が午後といったように書くと見やすくなります。海やプールといった天候に左右される予定も、仮でよいので日程を記入しておきます。
できることはいろいろあります
夏休みというと旅行やレジャーが多く思い浮かびますが、それ以外にもいろいろあります。朝は家族でラジオ体操に参加してみるのもよいでしょう。近所の公園に遊びに行くだけでも、よいリフレッシュになります。たくさん本を読む、美術館で芸術にふれる、映画を観に行くというのも楽しいですね。博物館や科学館、植物館では自由研究のワークショップなども多数開催されています。自分の町の歴史や史跡を訪ねてみるのもよいでしょう。遠いプールでなくても、近所には公共のプールもあります。
お金をかけなくても、工夫次第でさまざまな遊びを見つけられます。友達と遊ぶ、工作をする、家でごはんやお菓子を作る、昼寝をするなど、普段の生活ではなかなか時間がとれないことも、この夏休みにやってみてはいかがでしょうか。

宿題、課題も心づもりを
例えば7月中にドリルは終わらせる、絵日記以外は旅行の前に終わらせておく、といったように子どもと予定を立てましょう。自分が立てた予定なら実行がしやすくなります。
残った宿題を気にしながら夏休みを過ごさないように、少しずつでも取り組みましょう。
大人も夏の間に課題や目標を作り、子どもとともに頑張ってみるのもよいですね。

予定(用意)、工夫、心づもりで楽しく充実した夏休みを過ごしましょう。
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せん切り野菜のマリネ

身体の調子を整えるために、野菜を積極的にとりましょう。大人であれば1日400gを摂りたいところ。このマリネ一食分で、約80gの野菜が摂れます。この作り置きがあれば、食事作りがとても楽になります。セロリ、パプリカなど冷蔵庫にある材料でアレンジも可能です。塩は材料の重さの1.8%と覚えておくと、ぴたりと味が決まります。


(材料)
・キャベツ 600g
・きゅうり 100g
・にんじん 50g
・玉ねぎ 50g
・ 塩 大さじ1弱
(マリネ液)
・砂糖 小さじ1/2
・酢 大さじ3
・サラダ油 大さじ2
(作り方)
1 キャベツは4cmの長さにせん切り、きゅうりは斜めうす切りにして、せん切りにする。にんじんも斜めうす切りにして、細いせん切りにする。玉ねぎは縦半分に切りうす切りにし、水でさっと洗い水を切る。
2 野菜に塩をふり、よく混ぜ、しばらくおいておく。
3 マリネ液を作る。
4 野菜をしぼり、マリネ液をかけ混ぜる。
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▼▲▼羽仁もと子のことば▼▲▼
「心と身体を精一杯働かせたあとの眠りは、なお楽しい休息で、それによってまたきのうよりも、一層強い健康力をもって目ざめることが出来るのでしょう。強く働いて深く眠ること、それはちょうど深呼吸生活とでも称し得べきものかと思います。」
−「一つの感想」−羽仁もと子著作集 第11巻『家庭教育篇(下巻)』婦人之友社刊より
次回、7月2回目もどうぞお楽しみに!
(次回は7月25日(土)頃を予定しています)
(文責:この記事は、2014年4月から2020年3月まで東京第一友の会が情報提供をしていた、NHKニュースandスポーツ(有料ニュースサイト)に掲載されたものの一部です)