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▼▲▼家事ごよみE▼▲▼
ポイント! 毎日の洗濯を見直してみましょう
雨が続いて洗濯物が乾かない、生乾きの臭いが気になる、といった悩みをお持ちの方も多いでしょう。今回は毎日の洗濯を見直してみましょう。
洗濯物の量を減らしましょう
入浴の際、脱いだ洋服をすべて洗濯機に放り込んではいませんか?
特にこの時期は雨が続いて洗濯物が乾きにくくなります。
パジャマや大きなバスタオルは使うたびに洗う必要はありません。パジャマの中に下着を着用し、下着だけ毎日洗濯しましょう。また、入浴後は浴用タオルなど小さいサイズのもので体をよく拭いてからバスタオルを使えば、大きなバスタオルを毎日洗濯する必要はありません。
こうした心がけだけでもずいぶん洗濯物の量を減らせます。子どものズボンなども、外遊びをしていなければそれほど汚れていません。一度着たらすぐに洗濯、としていると量が増えるばかりでなく、洋服の痛みの原因にもなります。水や洗剤も多く使い、環境に負担をかけてしまいます。
どうしても洗いたいものとそうでないものを、一度確認してみましょう。
洗濯前の下準備
1 ポケットの中を点検しましょう
ポケットの中のティッシュに気づかず、洗ってしまったことはありませんか? ハンカチやガムやあめの包み紙が入っていることもよくあります。洗濯をする際に点検することを習慣にしましょう。ワイシャツやエプロンのポケットなどに残ったごみは、裏返して歯ブラシを使ってはらっておきましょう。
2 予洗い、部分洗いで汚れの程度をそろえましょう
汚れた靴下は固形せっけんを使って、部分洗いをしておきましょう。体育や部活動の運動着で泥がたくさんついているものは、洗剤液でざっと洗ってから洗濯機へ入れましょう。汚れがひどいものと一緒にすると、他のものに汚れがうつってしまいます。食べこぼしや染みがないことも確認し、ある場合は部分洗いをしておきましょう。
3 色柄ものと白いもの、ポリエステル混紡のものは別に洗いましょう
白い下着やワイシャツ、ポリエステル混紡のブラウスなどは色や汚れがつきやすいので、色の濃い洋服やタオルとは別に洗濯機に入れましょう。

4 洗濯機に入れる前に
ハンカチは広げましょう。ズボンなどのファスナーは他の衣類を傷つけてしまうので締めておきます。ブラジャーや洗えるおしゃれ着などはネットにいれて洗いましょう。大切なTシャツもネットに入れると、襟ぐりが伸びるのを防げます。
5 洗濯物、水量、洗剤量は適量を
最近では、自動で重さを認識して水量を決めてくれる洗濯機が主流となりましたが、洗濯物の重さを一度きちんと量ってみることをおすすめします。洗濯物の量と水量、洗剤量が正しくそろうと、洗浄力が上がります。洗濯物の入ったカゴを持って体重計に乗り、重さを確認してみましょう。一度量っておくと見当がつけやすくなります。洗濯機の表示の7〜8割程度に抑えておくと、きれいに洗い上がります。
6 洗剤はよく溶かしてから
汚れや臭いをきちんと落とすために、洗剤をしっかりと泡立てましょう。ドラム式ではできませんが縦型の洗濯機であれば、水と洗剤を入れしばらく泡立ててから洗濯物を入れましょう。よく泡立てた洗濯液に入れると洗浄力が発揮され、見違えるほどきれいに洗い上がります。

7 洗濯後はすぐに取り出しましょう
なるべく早く洗濯物は取り出しましょう。糸くずネットも取り出して、ゴミを取り除きましょう。この部分に濡れたゴミが残っていると、洗濯槽にカビが繁殖しやすくなります。ふたも開けたままにしておきましょう。普段から汚れた洗濯物や濡れたタオルを洗濯槽に入れたままにしておかないようにするのも、カビ防止につながります。

8 干す前にも一工夫
洗った洗濯物を、テーブルの上などで広げてしわをのばしておきましょう。重ねていくことで、重さがかかりきれいにしわがのびます。一見面倒にも思える作業ですが、干しやすくなり、しわものびてアイロンいらずになります。

9 風が通る干し方にしましょう
ズボンなどポケットがあるものは、裏返しにすると乾きやすくなります。トレーナーや長袖など脇の下が乾きにくいものは、袖を持ち上げたり、長さのあるハンガーを使うと乾きが早くなります。生乾きの状態が長くならないよう、扇風機を使って風を当てるなどの工夫をしましょう。曇りの日でも紫外線を当てると殺菌効果が得られます。短時間でも屋外に干しておくと、嫌な臭いの予防にもなります。

まとめ
1 洗濯物の量を少なめに 2 しっかりよごれを落とし 3 風通し良く干すことで、部屋干しの生乾きの悩みは減少します。
その上でアイロンや浴室乾燥機、コインランドリーをうまく利用してみましょう。雨の季節も快適に過ごすことができるでしょう。
〜今回のキーワード〜
「梅雨の今こそ洗濯を楽しみましょう!」
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▼▲▼家族と一緒に家のことE▼▲▼
雨の時期、家でも楽しいひとときを。
雨の時期、せっかくのお休みも家の中で過ごすことが多くなります。今回は家族とできる家での過ごし方について考えてみましょう。
映画、DVD鑑賞
レンタルするもよし、取りためた録画を観るもよし、家族みんなで同じものを観るのも楽しいものです。
読書
子どもへの読み聞かせだけでなく、大人は大人、子どもは子どもの本をそれぞれ読むのもいいものです。近所の図書館まで傘をさして散歩、というのもいい気分転換になりますね。
ゲーム
トランプ、UNO、オセロ、人生ゲームなど、家族で楽しめる遊びを用意してみましょう。今流行りの将棋も世代を超えて楽しめる遊びです。
料理
家族に食事の準備を手伝ってもらうのもよいですし、子どもとお父さんだけで作る食事も楽しいものです。近所のスーパーに散歩がてら買い出しに、あるいはおうちにあるものだけで、創作料理というのもおもしろいですね。このほか、たこ焼きやホットプレート、手巻き寿司など参加型の食事もおすすめです。
片付け
普段放置していたおもちゃ入れ、押入れなどを皆で片付けるのもよいでしょう。家にいなければできないことです。遊び感覚で家族をうまく巻き込みましょう。30分程度の片付けでも家の中が片付き、気分もすっきりします。

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▼▲▼あるものでもう一品! お助けレシピE▼▲▼
ゴーヤチャンプル

気温も上がり、料理をするのもだんだんとおっくうに感じる日が増えてきます。でも、この時期こそしっかり食べて、夏に備えましょう。ゴーヤチャンプルは切って炒めるだけ。短時間で、栄養バランスもよい1品です。ゴーヤの苦みに体もシャキッとするようです。めんつゆを使うと、子どもでも食べやすい味に。油揚げを入れるとヘルシーにボリュームアップできます。キムチを添えて食べてもおいしくいただけます。


(材料)
・ゴーヤ 1本
・豚肉(小間切れ)100g
・玉ねぎ 1/2個
・豆腐 1丁
・油揚げ 1枚
・卵 1個
(調味料)
・塩、こしょう 少々
・酒 大さじ1
・めんつゆ 大さじ2〜3
・けずりぶし 3g
(作り方)
1. ゴーヤは縦半分に切り、わたを取り除き、5ミリ程度の薄切りにする。(塩小さじ1/3でもんで5分ほどおき、水で洗い流すと苦みを抑えられます)
2. 豆腐は2×3センチ程度に切り、キッチンペーパーの上にしばらくおいて、水気を切る。
3. 豚肉は食べやすい大きさに切る。玉ねぎは薄切りにする。
4. 油揚げは湯通しをして、1センチ幅程度に切る。
5. フライパンに油(分量外)を温め、豚肉を炒める。
6. ゴーヤ、玉ねぎ、豆腐、油揚げを加えて炒め、酒をふり、塩こしょうをする。
7. めんつゆを加え炒める。
8. 溶き卵を回し入れ、火を通し、最後にけずりぶしをふる。
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▼▲▼羽仁もと子のことば▼▲▼
「大人でも子供でも、わが身の上に起こって来る大小の問題は、知恵と力の謎でございます。私どもはあらん限りの力を出(いだ)して、さまざまの謎を解きつつ進む間に、強くなり賢くなるのです。」
−「続家庭教育の実験」−羽仁もと子著作集 第10巻『家庭教育篇(上巻)』婦人之友社刊より
次回、7月1回目もどうぞお楽しみに!
(次回は7月11日(土)頃を予定しています)
(文責:この記事は、2014年4月から2020年3月まで東京第一友の会が情報提供をしていた、NHKニュースandスポーツ(有料ニュースサイト)に掲載されたものの一部です)