
(会員 N.O)
▼▲▼家事ごよみD▼▲▼
ポイント!:食品庫の整理をしましょう
梅雨のこの時期、カビも生えやすく、食品のいたみが気になります。我が家の食品庫を見直してみましょう。
家中の食品を集めてみましょう
冷蔵庫の中身以外にも、常温で保存している野菜、乾物、調味料、穀類など、食品は家中に分散していることがよくあります。一度すべてを集めて、どこになにがあるかを確認してみましょう。
分類してみましょう
・副食物
肉、魚、野菜、お菓子など。乾物や缶詰、お客様用のお菓子などもありますね。
・主食
お米、乾麺、小麦粉、もちなど。
・調味料
塩、砂糖などの調味料に加え、お茶やコーヒーなどの飲料も。
消費しましょう
早めに使いたい食品はかごや袋にまとめましょう。
乾物類などは、昔に比べて包装技術がかなり進歩していますが、それでも開封済みのものはなるべく早く使いましょう。特に小麦粉やホットケーキの素、お好み焼きの素などは粉ダニが発生しやすくなります。輪ゴムなどで簡単に止めるだけにはせず、密閉容器に入れる、冷蔵庫に入れるなど、注意しましょう。
ストックの基準を設けましょう
例えばしょうゆや塩、砂糖、片栗粉のストックは一袋にする、パン粉は半分使ったら新しいものを買う、といったように、生活スタイルや買い物の仕方、保存場所のスペースに応じて我が家のルールを決めておくと良いでしょう。スーパーの安売りにつられて、気づいたら砂糖が6袋もあったという話もあります。
どんなに安くても保存は一定量を保つと、古くして無駄にしてしまったり、家の中にものが溢れるということが防げます。

よく使うものは台所のすぐ近くに

整理すると、引き出し1段あきました
〜今回のキーワード〜
「湿度の高い時期、食品保存に注意!」
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▼▲▼家族と一緒に家のことD▼▲▼
出版社の婦人之友社には乳幼児グループというグループがあります。生後まもなく〜4歳の誕生日まで、親が会員になることができます。会員は毎月、紙1枚の成長記録を送り、グループからは会報が送られてくるシステムになっています。

用紙には以下の項目があります。
・興味をもったもの、興味をもってしたこと
・家族、周囲の大人や子どもとのかかわりなど、社会性について
・ことば、会話について
・うれしい、甘える、こわがる、悲しい、悔しい、自己主張などの心の動き
・健康状態(けが・事故も)
・食事
・睡眠、排せつ、入浴、その他
・子どもとの生活で印象に残ったこと
これらを記入するには、子どもを真剣に見なければなりません。ですが、毎月その記録を書き続けると、前月からの子どもの体の成長、変化にとてもよく気づくようになります。加えて相手の全体がよく見えるようになります。例えば「子どもが野菜を食べない」という悩み事ばかりに意識が向いてしまうと、他のことが目に入らなくなってしまいます。しかし、いろいろな観点から見ていれば、そのこともその子の成長の一部だと捉えられるようにもなります。
余談ですが、新米ママは育児にも慣れていないので困ることが多いのですが、会報にはさまざまな月齢、年齢の子どもの情報が載っていてとても参考になります。また全国の子育て中の会員ともつながりを感じられて、孤独に悩まされることもなくなるようです。子どもをよく見る習慣は、その後の生活にとても役立ちます。
グループに入会したり、用紙に記入しなくても、このシステムを応用してみることはとても有効です。乳幼児だけでなく、家族皆をさまざまな角度から眺めてみましょう。新しい気づき・発見があり、今の家族の状態がよく見えてくることでしょう。
毎日一緒に暮らしている家族ですが、忙しく暮らしていると、意外に変化に気がつかないことも多いものです。夫、子ども、同居の親など、さまざまな視点から家族を一度見直してみませんか?
一人暮らしの人はもちろん、家族のある人も自分自身のことを振り返ってみるのもオススメです。
(見直すポイント)
・興味のあること
・学校、会社などの人間関係・社会性
・感情面
・健康状態
・食事
・困ったこと
・印象に残ったこと
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▼▲▼あるものでもう一品! お助けレシピD▼▲▼
さけ寿司

さけの切り身一切れで、4人分が出来る家計に優しいお寿司です。日々の食事やお弁当にさけを焼くことも多いでしょうが、もう一切れ余分に焼いておきましょう。焼いたさけさえあれば、すぐに出来る簡単メニューです。火を使うこともなく、さっぱりといただけるのでこれからの時期にぴったりです。
(材料)
・ ごはん 2合
・ 塩ざけ 1切れ
・ きゅうり 1本
・ いりごま 大さじ2
・ 三つ葉、しそ、のりなど
(寿司酢)
・ 酢 大さじ3
・ 砂糖 大さじ2
・ 塩 小さじ2
※市販の寿司酢を利用してもよいです。
(作り方)
@ 焼いたさけをほぐしておく。
A きゅうりは横半分に切り、薄切りにし少量の塩(分量外)でもみ、しばらくおく。絞って水を切る。
B 炊いたごはんに寿司酢をまぜる。
C 鮭、きゅうり、いりごまを混ぜる。
D 好みで三つ葉、しそ、のりなどを添える。
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▼▲▼羽仁もと子のことば▼▲▼
「野を行けばその自然の趣を愛(め)で、渓川(たにがわ)のほとりを行けば、その閑(しず)かなせせらぎに耳を貸し、大路(おおじ)を行けば煩雑な人の世の様にふれ、独りある時には、その時々のわがほんとうの思いをよく見ることが出来るようになりたいのです。」
−「囚われざる生活」−羽仁もと子著作集 第2巻『思想しつつ生活しつつ(上巻)』婦人之友社刊より
次回、6月2回目もどうぞお楽しみに!
(6月27日(土)頃の予定です。)
(文責:この記事は、2014年4月から2020年3月まで東京第一友の会が情報提供をしていた、NHKニュースandスポーツ(有料ニュースサイト)に掲載されたものの一部です)