例会読書は「「生活即教育」−羽仁もと子著作集『家庭教育篇(下)』−

○例会読書の感想
(雑司が谷方面 Mさん)
9年前にこばと組に参加し、1年前に入会しました。小学生の娘は好き嫌いも多く、給食を時間内に食べきれずに、担任の先生よく注意されましたが、友の会に入会して、最寄や方面、講習会や食堂のベテランの方々から教わった料理を作っているうちに、いつのまにか何でも食べられるようになりつつあります。羽仁先生の言われる「自覚的、教育的な生活環境」とは、我が家にとっては、共に楽しく食事をする時間を大切にすることです。
(富士見方面 Tさん)
幼稚園の娘と小学生の息子がいます。日々バタバタと過ごす中で、「生活即教育」の箇所を読んで衝撃を受けたのは、「ああしろ こうしろと子供に注文するのではなく、自分の方があらん限りの知恵を絞って真剣に生きて」いるかどうかというところです。私の助言に「うるさいな」の言葉で対応している小学生の息子は、私のことをよく見て真似ていることに気付き、反省です。今の私に何ができるか、いかに家庭の環境を良くしていくか、知恵を絞っていこうと思います。
<子どものプログラム>
2001年に乳幼児対象の「おさなごと母のつどい」ができ、2008年に2,3歳児対象の「こばと組」ができました。そのできた経緯の詳しい説明がありました。
〔東京第一友の会が行っている、子ども対象の活動の紹介〕
「おさなごと母のつどい」
子育ての入り口にいるお母さんに寄り添うつどいで 、月1回、集まります。対象は乳幼児で、会員でない方も参加できます。お昼は子ども向けの試食を出していますが、とても好評です。
「おさなごと家族のつどい」
子育ては、母親だけでするものではなく、父親も一緒の集まりが出来ないかとの願いが生まれ、「おさなごと家族のつどい」が発足しました。年に2,3回行っています。
「こばと組」
2,3歳のお子さんとお母さんの集まりで、月1回、集まっています。ピアノの伴奏による手遊び歌や、読み聞かせ、植物を育てるetc. お母さんたちの読書の時間もあります。一年の登録制で、秋に募集を行っています。

「たんぽぽ」
一昨年度から始まった、世田谷幼児生活団の場所を借りて行なわれている、2、3歳児と お母さんの集まりです。生活団指導者と東京第一から第四までの友の会が協力して運営しています。月2回、集まっています。
「東京友の会 世田谷幼児生活団」
3〜5歳児が対象です。幼児生活団では、小学校に入る前の3年間、同じ年の子どもたちが週1〜3回集まり、 お友達と一緒に、自分のことは自分でできるよう楽しく励みあいます。最寄駅:小田急線「梅ヶ丘駅」「世田谷代田駅」
<小学生とこづかいのこと>(さぎの宮方面 Yさん)
お金の失敗は、大人になってからではとても練習できません。失敗は小学生のうちにと思います。
〔小学生のおこづかいについて、大事と思われる5つのポイント〕
1.子供たちが三桁の計算ができるようになってから、中学生になって交通系プリペイドカードなどを使うようになるまで、ほんの3〜4年しかありません。
2.おこづかいで何をまかなうのか、というその子の責任範囲をはっきり約束して、金額もそこから考えること。でも、子供が自分で決めて、自由に使える分が少しはあるように。
3.約束ができて、決まった額のおこづかいを渡したら、失敗しても「練習のうち」と考えて、窮地脱出のアドバイスはしても、指図はしないこと。
4.子供のトラブルにすぐ気づけるように、大人は、家に置いてあるお金の額は毎日チェックしてほしいこと。
5.おこづかいは「練習」であることを忘れないこと。たとえば−年生が、字が違っていても、計算がまだ出来なくても、出来たね、とやる気をキープです。
まもなくさしかかる思春期のためにも、オープンに話し合える親子関係が、おこづかいを通して培われるといいなと思います。
<生活基礎講習会の報告>
5月21日から4回行われた生活基礎講習も、好評のうちに終了しました。受講者同士が学び合う講習にしたいと、5,6人のグループに分けています。同じメンバーなので回を重ねるごとに親しくなり、刺激を受け合って、楽しそうに受講していました。
<家計タイム>
(雑司が谷方面 江古田最寄)
副食物費の内訳がわかると、食生活の姿が見えるということから、最寄で、お菓子と果物にいくら使っているか、調べることにしました。Yさんは、家計簿上、副食物費に占めるお菓子の割合も高めだと感じたので、スーパーのお菓子はあまり買わなくなりました。また、果物代が少ないこともわかり、ビタミンなどの栄養素が豊富な果物を、もっと、とるように心がけるようになりました。先日は買い置きのおやつがなかったので、息子さんと二人でドーナツを作ったそうです。息子さんも、楽しみながら作っていたそうです。
<共同購入より>
十三浜昆布(塩蔵)の紹介
昆布には汗と一緒に失われるミネラルが豊富です。ミネラルは人間の体で作ることができないので、水分と一緒にこまめに補給すると熱中症予防によいそうです。十三浜昆布は、20〜30分ほど塩抜きして使います。柔らかいため早く煮えます。十三浜昆布を使った料理を紹介します。

<その他のお知らせ>
8月24日(土)「夏休み工作の会」
2学期の洋裁教室、太極拳講習会のお知らせ
9月28日(土)友愛セールを行います。
11月16日(土)「林 美智子 オータムコンサート」チケット好評販売中
詳しくは、東京第一のホームページをご覧ください。
9月3日(火)10時〜12時、自由学園明日館講堂で9月例会を行います。会員でない方も、受付後、お入りいただけます。どうぞご見学ください。