2022年08月13日

「家事ごよみ」〜2022年8月〜

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(会員 N.O)

▼▲▼くらし快適ノートD〜Simple Life〜▼▲▼

朝の涼しい時間を有効に
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いよいよ、今年も夏がやって来ました。日中は厳しい暑さで、なかなか思うように活動できない事も・・・。しかし、朝は早くから陽が昇り明るく、日中に比べると涼しい時間帯です。生活のサイクルを少し早めて、早朝から活動してみるのはいかがでしょう。

夏の日の出
東京の日の出は8月13日:4時58分、8月20日:5時03分です。外が明るくなるのも早いので、夏は冬に比べ、早起きがとてもしやすい季節です。いつも12時に寝て7時に起きているという人は、11時就寝、6時起床、もう少し頑張って10時就寝、5時起床、といったように、自分だけのサマータイムを作り生活をしてみるのもいいかもしれません。

夏の朝に行うオススメの活動
夏の早朝は涼しく、とても気持ちの良い時間です。ゆったりと時間を過ごしてみませんか。

・散歩、ラジオ体操 
日中は高温で、熱中症のリスクもあるためとても運動できる状態ではありませんが、朝一番であれば清々しい気持ちで体を動かせます。アスファルトがまだ熱くなっていないので、犬の散歩やウォーキングもオススメです。地域の公園などで実施しているラジオ体操に参加して体を動かすのもいいでしょう。また、無理に外に出なくても室内でストレッチやエクササイズを行い、体を動かすといった方法もオススメです。

・食事作り
暑い日は、できるだけ火は使いたくないものです。朝の涼しいうちに火を使う作業を一つでもしておくと帰宅後ゆとりが持てます。

・掃除
夏の掃除は、暑くてやる気が萎えます。ちょっと体を動かすだけで汗をかき、体力も消耗します。玄関周りやリビングなどの掃除は簡略化し、日替わり掃除を5分でも毎日続けると良いでしょう。
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・買い物
仕事がお休みの日は、早い時間に買い物に出かけてみるのもオススメです。開店したての店内は整然として人も少なく、混んでいる時間に行くのとは比べものにならないほどスムーズに買い物ができます。重い荷物を持ち帰るのも、混雑時よりはぐっと楽に。時間に余裕が出来るので、帰宅後、購入したものの処理や使い方についてもゆっくり考えることができます。

・勉強、仕事
子供の頃、先生や親に「宿題は午前中の涼しい内に終わらせてしまいなさい」と言われたことを思い出します。早朝は涼しく頭が冴えていて、ひらめきもうまれやすいもの。子どもの勉強もそうですが、大変な仕事は午前中の早いうちに取り掛かるよう心がけましょう。

・リラックス
お気に入りの音楽を聴きながら、丁寧にコーヒーを入れる、朝食を作る。そうした時間が心に余裕をもたらします。忙しい毎日、早起きでうまれた時間をゆったりと過ごすのも良いでしょう。

・映画などの娯楽
先日、朝一番で映画館に行きました。上映が終わってもまだ11時。一日がとても長く感じられ、お得な気分になりました。美術館や博物館も午前中の早い時間は空いていて、ゆっくり鑑賞が出来ます。お出かけも涼しいうちに!暑い時期には特にオススメです。

《実践:ポットのお湯を利用して》
夏の間は、お湯を沸かすのも億劫になります。筆者の家では毎朝、お湯を沸かす時に、ポットに残っていたお湯を利用するようになりました。これが大変便利です。ガス代や電気代を節約できるうえ、作業の取り掛かりが容易になります。

―お湯の利用例―
・葉物野菜を茹でる
ほうれん草や小松菜、今の季節はモロヘイヤなどをさっと茹でておくと便利です。

・茹で野菜を作る
キャベツ、ブロッコリー、人参、オクラなどお好きな野菜を。
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・ゆで卵を作る
ゆで卵は水からではなく、お湯からでも作れます。卵を入れ再沸騰してから6分で半熟卵、12分で固茹で卵になります。お弁当やサンドイッチ、サラダなどに利用できます。

・油揚げの湯通し
湯通しをして甘辛く煮付ければ、おいなりさんにしたり、うどん、そばにのせたりと、幅広く使えます。

・簡単冷しゃぶレシピ
冷蔵庫にある野菜と薄切りの豚肉で手軽に作れます。粗熱を取り冷蔵庫で冷やせば、夕食に盛り付けるだけで出来上がります。
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(材料 4人分)
豚薄切り肉 300g
キャベツ   1/4個
もやし    1袋
トマト、きゅうり、しそ、ネギ、ミョウガなど

ポン酢 適宜
酒    大さじ1
塩 小さじ1
ごま油 小さじ1

(作り方)
@ 鍋に湯を沸かし塩を加え、食べやすい大きさに切ったキャベツをさっと茹で、取り出し水気を切る。
A 洗ったもやしをさっと茹で、取り出し水気を切る。
B そのまま鍋に酒を加え、薄切り肉を数枚ずつ茹でる。長時間茹でないようにし、取り出し、茹で上がった肉にポン酢大さじ1とごま油小さじ1をまわしかけておく。
C 粗熱が取れたら冷蔵庫へ。
D 切ったトマト、キュウリなどと一緒に皿に盛り付ける。

・食器の漂白、まな板などの消毒
コーヒーカップなど、酸素系漂白剤につければ茶渋がきれいに取れてスッキリします。また、沸騰させたお湯を使っても消毒効果が得られます。特に、直接食材が触れるまな板などに回しかければ、雑菌の繁殖を防ぎ、清潔に保てます。(※必ず付着した汚れを落とした後に行いましょう。)

体力の消耗を防ぐ
夏は暑さで体力を消耗したり、寝不足や食欲が落ち夏バテになることも。暑さと戦うよりも、自分の体調の変化に気を付け、自分のペースで生活することを考えてみましょう。眠くなったら10分程度、仮眠するだけでも、寝不足をカバーし、元気も回復します。疲れたら無理せず休憩を取りましょう。早起きを習慣にすると、夜も早くに床につけるようになります。「早起きは三文の徳」この夏、ちょっとだけ早起きにチャレンジするのはいかがでしょう。
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夏の衣服の手入れ法
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夏は誰でもたくさんの汗をかきます。Tシャツのように洗濯機でザブザブ洗える洋服ならよいのですが、外出着やおしゃれ着などはそう頻繁に洗うことができません。かといって放置しておくとニオイや黄ばみ、ベタつきの原因に。おしゃれ着も気持ちよく着るための、夏の衣服のお手入れについて考えます。

汚れについて
衣類の汚れは7割が人の体からの汚れ、3割が外からの汚れと言われています。人体からの汚れは、汗、血液、皮脂、角質など。このうち汗、血液は基本的に水で落とせます。一方、皮脂、角質は洗剤が必要になります。外からの汚れは食べこぼしや化粧品、土やほこり、スス、排ガスなどで、これらの多くも洗剤が必要になります。日常生活の中での軽い汚れであれば、着用した衣服全てを洗濯機で洗う必要はありません。水洗いに加え、気になった汚れを部分洗いするだけで、随分ときれいになります。

少し汗ばんだ時
水洗いをしたくないシルク、サマーウール、レーヨンなどの場合は、衣服を裏返して、水を絞ったタオルでたたきます。タオルの面は時々替え、きれいな面を使い、風通しの良いところで乾かしてからしまいましょう。ジャケットの襟、脇、ズボンのウエスト周りなどはこの方法で随分とスッキリします。
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表にしみ出すほど汗をかいた時
少し汗ばんだ時の方法より、水を多く使って汗を薄めます。裏返しにし、霧吹きでたっぷりと霧を吹きかけ、タオルで挟んで水気を取ります。陰干しをして乾かします。

ぐっしょりと汗をかいた時
水にくぐらせます。ブラウスなどは全体を、ワンピースの場合は上身頃だけをザブッと水につけ軽く脱水し、陰干しします。脱水しすぎないようにして干すと、水の重みで衣服のシワが伸びるのでアイロンの必要がなくなります。

喪服、礼服の手入れ
着るたびにクリーニングというわけにはなかなかいきません。夏は汗の度合いにより上記のいずれかの方法で手入れを心がけると良いでしょう。最近では洗えるものも多くなっていますが、それでも洗濯を繰り返すと色つやが失われてしまいますので気を付けましょう。

下着の着用
汗対策には下着の着用が有効です。ランニングシャツやキャミソールも脇に汗とりパットが付いているものもが増えてきました。インナーを着用する事により、衣類の汚れ対策に加え、体温を上昇させにくくするメリットもあります。気になる汗を抑えて快適に過ごしましょう。

「脱いだら洗う」から「汚れたら洗う」へ
脱いだ服は全て洗濯機に放り込んで、夏場は何度も洗濯をするという家庭も多いかもしれません。しかし、衣類はどうしても洗濯するほど生地がいたみ、寿命も短くなってしまいます。洗剤や水、電気など資源の無駄づかいにもなります。今回ご紹介した手入れ方法でも十分きれいになります。洗い過ぎない洗濯を心がけましょう。
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▼▲▼羽仁もと子の言葉▼▲▼
最も自然な生活、すなわちそれは理想的の生活であろうと思われます。盛んに気持ちよく生い茂っている夏の植物などを見ると、ほんとうにそののびのびとした有様がうらやましくなります。強い日には萎(しぼ)み、涼しい露には生き生きと、地にある養分はひとりでに吸いとって、冷たい霜にあわないうちに枯れて行くのも、慮(おもんばか)ることなしに出来て行きます。私たち人間の自然な生活というのもまたこのようなものでしょうか。
−「最も自然な生活」羽仁もと子著作集『思想しつつ生活しつつ』(下)より

次回は9月10日(土)更新予定です。お楽しみに。

(文責:この記事は、2014年4月から2020年3月まで東京第一友の会が情報提供をしていた、NHKニュースandスポーツ(有料ニュースサイト)に掲載されたものの一部です)
posted by 東京第一友の会 at 00:00| 家事ごよみ