2022年01月29日

「家事ごよみ」〜2022年1月2回目〜

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(会員 N.O)

▼▲▼主婦の知恵P▼▲▼

小さな春を探しましょう


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こんな人たちいませんか〜?
「寒い冬は家にこもりがちになり苦手です」

冬は運動不足にもなって、なかなか気分が晴れません。

こうしてみたら、すっきりしました!
「寒い時期ならではの楽しさを見つけてみましょう」

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春の草花を飾る
大寒も過ぎ、今が1年の中でも一番寒い時期ですが、それでも季節は春に一歩ずつ進んでいます。日常の中に小さな春を取り入れてみてはいかがでしょう。菜の花やチューリップなど、身近で買えるちょっとしたお花で、部屋の中が明るくなります。秋に植えた球根の成長を気にかけたり、ヒヤシンスなどを育てるのもいいですね。大根についている葉を育てるだけでもかわいらしいものです。
写真の器は、空き瓶、耐熱皿、保存容器などです。立派な花器を使わなくても、さりげない春の演出ができます。

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散歩で感じる春の訪れ
歩きやすい靴で散歩に出るのもおすすめです。いつもは自転車で行く道のりを歩いてみてはいかがでしょう? たくさんの花をつけた椿の木、つぼみを見せはじめた沈丁花、桜の枝などいつもは見過ごしていたものに目が止まるようになります。
太陽の角度や影の伸び方も、日に日に変化しています。日照の変化やいのちの営みを感じることで、自分も自然の一部と感じられるようになります。

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陽の光を取り入れる
寒い日でも晴れていれば陽の光で暖かく感じます。背中に温かさを感じるひなたぼっこは気持ちの良いものです。これからの季節は、ホコリや花粉などで窓ガラスが汚れやすくなります。太陽の光を気持ち良く感じるため、窓拭きもおすすめです。

春の色を取り入れる
秋冬の洋服も、少しずつ小物などを変えて春を意識するとよいでしょう。インナーで暖かさはしっかりキープしながらも、明るい色や、ふわっとした軽い素材のものを取り入れると、気分も明るくなりオシャレ度もアップします。

立春、節分に向けて
2月3日は節分、4日は立春です。家庭でできる節分料理で早春のお祝いをしてみてはいかがでしょうか?

恵方巻き:近年では恒例行事になりました。2022年は「北北西やや北」が縁起の良い方角と言われています。

いわし:昔は厄除けに玄関に飾られていました。塩焼き、メザシ、梅煮、フライなどいろいろなお料理があります。安価で栄養価も高く、日頃から積極的に取り入れたい食材です。

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けんちん汁:根菜をたっぷり使った精進料理。体も芯からあたたまります。
(レシピはこちらから⇒)

こんにゃく:食物繊が豊富なこんにゃく。大晦日や節分など節目の日に体を掃除する、ということから食べ続けられました。
(レシピはこちらから⇒)

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節分料理レシピ「恵方巻きに挑戦!」

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■我が家の味を作りましょう
近年のブームで、節分には恵方巻きを購入するのが恒例となってきました。市販されている豪華な太巻きも魅力的ですが、家庭で手作りしてみませんか?ご飯さえ炊けば、すし酢、具は市販のもので全て揃います。巻きすがなくてもラップでも代用できます。気楽な気持ちでチャレンジしてみましょう。

■具材は好きなものを
これでなければ、という決まりはありませんが、一説によると具の数は7つそろうと七福といって縁起が良いとされています。できる具材から1つずつ手作りしてみるのはいかがでしょう?筆者は今年、「でんぶ」を初めて手作りしてみました。やってみると意外に簡単でとてもおいしくできました。

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■手作りはお得
家族から具のリクエストを集めてみるのはいかがでしょう。手巻き寿司でも楽しい食卓を囲めます。市販のものでは、食べたらその場でおしまいですが、手作りの場合はたいてい具が余ります。しいたけやかんぴょうなど、冷凍してひな祭りのちらし寿司や麺類の具にしたり、次の食事にアレンジして使用することもできます。すべての具を一度に作るのは大変ですので、時間のある時に1つ、2つと用意しておくと、負担なく作れます。


材料(太巻き7〜8本分、半量で4本分)

すし飯:米4合、(昆布10cm、酒 大さじ2) 
    寿司酢(酢1/2カップ、砂糖大さじ2、塩大さじ1)
焼きのり    
具:まぐろ 1サク、
  でんぶ(真タラ)
  かにかまぼこ 1パック
  卵焼き (卵4個、砂糖大さじ1と1/2、しょうゆ小さじ1、塩小さじ1/2)
  かんぴょう (20g)
  干ししいたけ (8枚)
  きゅうり (1本)
 
作り方
1 すし飯を準備する。(昆布と酒を入れて炊く)
2 炊き上がったらすし酢を混ぜ冷ます。
3 具の準備をする

・ しいたけを煮る 
しいたけを水で戻し、砂糖大さじ2、しょうゆ大さじ2、みりん大さじ1と戻し汁に水を加え、かぶる位の量で煮て、汁気がなくなるまで煮含める。

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・ かんぴょうを煮る
かんぴょうはさっと洗って、少量の塩でもみ、水洗いしてから10分ほど煮て、ざるにあげる。その後水150cc、しょうゆ、砂糖、みりん、酒各大さじ2を煮立たせて煮含める。

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・ でんぶを作る 
真タラの切り身2切れ(約200g)をゆで、冷ます。皮と骨を取り除く。布巾で包み、流水を流しながらもみほぐし、固く絞る。厚い鍋かテフロンのフライパンに砂糖、酒各大さじ2、塩少々とタラをいれ、数本の菜箸や細い泡立て器で空気を入れながら火をいれる。

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・ 卵を焼く(材料を合わせ、卵焼きを焼く要領で焼く)
・ まぐろ、きゅうり、かにかまぼこを切る

4 のりを巻きすの上に置き、手前1cmと向こう3cmほど残してすし飯をのせる。中心に具を並べ、手前からしっかり巻き上げる。

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▼▲▼羽仁もと子の言葉▼▲▼

人のからだの中には、非常に大きな力がかくれています。その力を出さずにいると、だんだん弱くなってしまいますが、出せば出すほど強くなるものです。
−「力は出るもの出せるもの」−『子供読本』


次回の更新予定は2月12日(土)です。どうぞお楽しみに!

(文責:この記事は、2014年4月から2020年3月まで東京第一友の会が情報提供をしていた、NHKニュースandスポーツ(有料ニュースサイト)に掲載されたものの一部です)
posted by 東京第一友の会 at 22:28| 家事ごよみ

2022年01月27日

1月のこばと組です。

新年を迎えましたが、残念ながらオンラインでの開催となりました。
年末年始どんな経験、体験をしたかなど聞き合った楽しいひと時でした。

(↓下の画像をクリックすると、大きな画像をご覧いただけます。)
【1月】オンラインこばと組ブログ_page-0001.jpg
posted by 東京第一友の会 at 15:45| こばと組

2022年01月15日

「家事ごよみ」〜2022年1月1回目〜

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(会員 N.O)

▼▲▼主婦の知恵O▼▲▼

子どもと始めよう おこづかい帳


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こんな人たちいませんか〜?
「子どもがもらったお年玉、どうすればよいでしょう」

今年も祖父母や親戚からお年玉をもらいました。どのように管理しているのか教えてください。

こうしてみたら、すっきりしました!
「親子でおこづかい帳にトライしてみては?」

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もらった金額を記録する
もらったお年玉は子どもに全部渡す、親が管理するなど家庭によってさまざまですが、全てきちんとおこづかい帳に記入をしてみるとよいでしょう。記録することで感謝の気持ちが持てるようになります。我が家では全て記入したあと、手元に残す額を子どもと話し合って、残りを通帳に入金します。通帳にも「2022年お年玉」といったように小さくメモするようにしています。

お金の管理が難しい現代
小学生でもキャッシュレスで買い物をすることが多くなってきました。交通系のカードやポイントカード、お財布携帯やスマホの決済サービスなど、支払いをするのにさまざまな方法があります。しかし、キャッシュレスに慣れる前に、まずは現金でのお金の流れを理解できるようになるとよいでしょう。アナログな方法ですが、おこづかい帳からは学べることがたくさんあります。

1月はおこづかい帳を始めるのにぴったりの時期
友の会の会員の多くは、子どもが小学校に上がる年のお正月におこづかい帳を渡し、毎年新しくしています。前の年に挫折した子どもも、つけ続けることができた子どもも新たな気持ちで新年をスタートすることができます。

つけるとよいこと
写真は自由学園の中高生が使っているおこづかい帳です。特に寮で生活している生徒は、このノートで全ての生活費を管理しています。生徒達の中からは「むだ使いが減った」「洋服も予算をみて慎重に選ぶようになった」といった声が挙がってきているようです。お金の管理は学校ではなかなか教えてくれません。子どもが実際におこづかい帳に取り組むことで、お金の使い方をよく考えるようになり、身近な買い物から税金や政治など、社会問題まで視野を広げる機会につながります。

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完璧を求めずに
我が家では毎月のお小遣いを渡すのに、前月のまとめをして現金合わせをすることを条件にしています。中一の娘はしっかり毎月記帳してお小遣いを請求しています。小4の息子は、毎年3月くらいに挫折してお小遣いをもらうことをあきらめてしまいます。時々親が手を貸して復活しますが、再び挫折します。それでも親子でお金のことを話題にすることは、とても意義のあることだと思います。誕生日に高価な欲しいものがあった場合など、自分の貯金を足して購入するといったことが何度かありました。何かを手に入れるために払う対価を常に考えられるようになったようです。

家計簿にもつながります
「日付、摘要、入金、支出、残高」基本的にはまずこれだけを押さえられたらよいでしょう。そのうち摘要(買ったもの)の費目(種類)を分けてそれぞれ計上し、さらに年間の予算を立てて、その範囲内で生活できれば、家計簿による家計のやりくりができるようになります。子どものおこづかい帳をきっかけに、大人も我が家の経済を考えてみてはいかがでしょう。

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▼▲▼毎日のお掃除、ときどきのお掃除M▼▲▼

「大掃除のやり残し、気づいた所をきれいにしましょう


■大掃除は終わりましたか?
掃除はすればするほど汚れが見えてくるようです。年末の大掃除でやりきれなかった所はありませんか? 少しずつでもやり残した部分の掃除を続けましょう。そのままにしておくと、今年の年末もやらずに何年も持ち越してしまうということに。ちなみに筆者が今年に入って掃除したところは、お風呂場の天井と壁、居間と寝室の照明器具、エアコンです。あと残っている箇所は、床のワックス掛け、押入れと物入れの整理、冷蔵庫と、まだたくさんあります。10分から15分程度の作業に分けて、少しずつ終わらせたいと思います。

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■反省点は書き留めて
この冬に感じた反省点は書き留めておくとよいでしょう。
・ 換気扇は8月にきれいにする。
・ 網戸、サッシのまわりは気候が暖かいうちに済ませる。
・ 11月中に物の整理をする、など。
手帳やスケジュール帳にメモしておくと、自分ならではの家事ごよみになって、家のことがスムーズにまわっていくようになります。


■気づいた時にさっとその手で
普段の生活の中でも、大掃除を楽にする方法はたくさんあります。一番は「汚れをためない」ということです。「あ、汚れているな」と気がついたその時に、さっときれいにしておきましょう。気になりながらも放置するのは、精神的にもよくありません。以前友の会のベテラン主婦は「掃除は汚れる前にする」と教えてくれました。トイレ掃除を例にとってみれば、毎日1分程度の掃除を日課にしていれば、ひどく汚れることはありません。定期的にていねい掃除を心がけていれば大掃除も不要になります。楽にできれば、さらに掃除が好きになって体が動くようになります。大仕事になる前に、「気づいた時にさっとひとふき」これを習慣づけましょう。

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▼▲▼羽仁もと子の言葉▼▲▼

きわまりなき希望に励まされて、日に日に新しき歌を歌いつつ進んでゆこう。沈滞を知らないところに、静かに絶え間なく、まだ見ぬ新生面が展開されてゆく
−「新しき歌をうたえ」−羽仁もと子著作集『教育三十年』


次回の更新予定は1月29日(土)です。どうぞお楽しみに!

(文責:この記事は、2014年4月から2020年3月まで東京第一友の会が情報提供をしていた、NHKニュースandスポーツ(有料ニュースサイト)に掲載されたものの一部です)
posted by 東京第一友の会 at 00:00| 家事ごよみ