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▼▲▼主婦の知恵袋I▼▲▼
暑い夏はフライパンをフル活用!

前回に続き、今回も「食」をテーマに、暑い季節を乗り切るためのちょっとした工夫や解決策をご紹介します。
こんな人たちいませんか〜?
「暑い時期は片付けも面倒です!」
暑くてやる気がなかなか出ないこの時期。調理するにも片付けのことを考えてしまい、ますます食事作りがおっくうに感じてしまいます。
こうしてみたら、すっきりしました!
「フライパンをフル活用してみましょう」
大量に調理ができて、片付けも楽なフライパンは実に便利な調理器具です。調理がおっくうな夏こそ、フライパンを十二分に活用してみましょう。
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メイン料理はフライパンで調理
メニューを決めるのも一苦労ですが、まずは「フライパンを使う」と決めてみるのも一つの手です。フライパン料理というと、チャーハンや焼きそばといったメニューが浮かびますが、こうした料理ばかりだと糖質が多く、ビタミンやミネラルなどの栄養素が不足してしまいます。少量でも1日3食、バランスのとれたメニューを心がけるとよいでしょう。フライパン一つで完成するメニューを素材別にいくつか挙げてみました。
肉料理
・レバニラ(過去レシピへ⇒)
・豚肉、鶏肉のピカタ
・豚肉となす、ピーマンの炒めもの

魚料理
・さばのみそ煮
・さばの竜田揚げ
・ムニエル

野菜料理
・ゴーヤチャンプル (過去レシピへ⇒)
・野菜炒め
・ニラ卵炒め
豆腐料理
・揚げ出し豆腐
・麻婆豆腐

芋料理
・ジャーマンポテト
・ポテトと豚肉のカレーしょうゆ炒め
卵料理
・親子丼
・スペイン風オムレツ(じゃがいも、玉ねぎ、ハムなどを加えたオムレツ)
・チヂミ

副菜は塩・こしょうだけで調理してみる。
小松菜、もやし、ピーマン、じゃがいも等々、野菜はシンプルに炒めるだけでも、とてもおいしくいただけます。単純な調理方法が、他のメニューを引き立たせてくれることも。油をバターやオリーブオイル、ごま油に変えたり、ニンニクやハーブを加えるだけでもバリエーションは広がります。
焼く、炒める時の塩加減 : 肉、魚、野菜の重さの1%
この割合を覚えると、どんな素材でも味がピタリと決まります。
例えばもやし1袋(200g)を炒める時の塩の量は2g、小さじ1/2弱です。(しょうゆを加える場合は、その分塩を減らして加減します。)
キャベツ1/4個(約400g)であれば4g、小さじ1弱です。
重さを計るのは面倒と思われがちですが、まめに計る習慣をつけると味付けに迷いがなくなります。

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子どもと一緒に“なすつけめん”を作ろう
予定のないお休みは、外食するという家庭も多いと思いますが、回数を重ねると家計にも負担になります。そんな時は昼食作り自体をイベントにしてみてはいかがでしょう?

・買い物リストを作る
・買い物をする
・テーブルセッティング
・調理
・配膳
・片付け
こうした一連の作業も皆で役割分担してみましょう。

(材料)4人分
豚肉 150g
なす 4個
玉ねぎ 1/2個
ピーマン 2個
にんにく 1かけ
生麺(太麺)4人分(※)
めんつゆ 200cc(3倍濃縮)
中華スープのもと 大さじ1
水 600cc
サラダ油 大さじ1・1/2
塩 少々
こしょう 少々
水溶き片栗粉 大さじ1
※ 生麺は3食か4食パックで販売されていることが多いです。少し多めに購入して替え玉(おかわり)分も用意できると喜ばれます。余った分は冷凍保存できます。

(作り方)
@なすはヘタをとり縦半分に切り、3cmの大きさに切る。
Aピーマン、玉ねぎは細切り。にんにくはスライスする。
B豚肉は食べやすい大きさに切る。
C別鍋に湯を沸かす。
Dフライパンに油を熱し、なすを焼き付ける。
Eなすをいったん取り出し、サラダ油少々(分量外)とにんにくを加え火にかけ、香りが出たら豚肉、ピーマン、玉ねぎを炒める。
Fなすをフライパンに戻し、塩・こしょうをふる。
Gめんつゆ、水、スープのもとを加える。
H水溶き片栗粉でかるくとろみをつける。
I麺をゆでて、ザルにあげ、水で締める。
J小さめの丼にめんつゆを入れ、別皿に麺を盛る。
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▼▲▼羽仁もと子の言葉▼▲▼
「新学期までに二時間一心不乱勉強の習慣を、今の私たちの朝起きのように、しっかりと身につけてしまったら、これからの勉強がそれによって、大きな益を得るばかりでなく、私たちの一生の得がたい宝になることを疑いません。」
−「夏休みのたより」−羽仁もと子著作集『みどりごの心』より
次回の更新予定は9月11日(土)です。どうぞお楽しみに!
(文責:この記事は、2014年4月から2020年3月まで東京第一友の会が情報提供をしていた、NHKニュースandスポーツ(有料ニュースサイト)に掲載されたものの一部です)