2021年07月28日

7月のオンラインこばと組です。

1学期最後のこばと組もオンラインで行いました。
9月から友の家で開催できるといいのですが、猛暑が続きますが皆さま体調に気を付けてお過ごし下さい。

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2021年07月24日

「家事ごよみ」〜2021年7月2回目〜

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(会員 N.O)

▼▲▼主婦の知恵袋G▼▲▼

災害への備えは身近なところから

こんな人たちいませんか〜?
「災害への備えは何をすればよいでしょうか?」

災害はいつどこで起きるか分かりません。避難の仕方もその時々で変わります。日常生活の中でできることはないか、考えてみたいと思います

こうしてみたら、すっきりしました!
日々の生活をひとつひとつ見直してみましょう
友の会の主婦達で、備えについて考えてみました。備蓄品、避難経路、連絡方法なども大切ですが、それと同時に、毎日の生活を整えることが一番大切なのでは?といった意見が聞かれました。

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大切なものをまとめましょう
家の中であれこれ探し物をしていませんか?日頃から大切なものの整理を心がけましょう。銀行通帳や保険証書、常備薬や家族の写真など、大切なものは分かる場所にきちんとまとめておきましょう。避難時や、持ち出しが必要な時にも、家族皆が分かっていれば安心です。

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部屋の中の安全を確保しましょう
例えば、地震、浸水、火災、竜巻が発生したら?と想像してみましょう。倒れやすい家具は固定し、高い棚の上に重たい物を置かないようにしましょう。もし落ちてきても、怪我することがないように、高い位置の収納を工夫しましょう。家具の向きや配置を変えるだけで、転倒を避けられる場合もあります。起こりうる災害を想定して、家の中を点検すると見落としていた発見があるかもしれません。

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固定することで転倒を防げます

水・食料を確保しましょう
水は飲料用として大人1人、最低でも一日3リットル、3日分が必要とされています。食料は賞味期限の長いクラッカー類、瓶詰、缶詰など熱源がなくても食べられるものがまずあると安心です。

食料は回転備蓄で
最近は、普段から食べ慣れているものを少し多めに購入しておき、消費した時点で買い足すといった回転備蓄が推奨されています。災害用として備蓄しても、消費していかないとそのまま古くなってしまうというケースが多いからです。友の会でも、子どもが成人した家庭では、カレーは作っても食べきれないので、レトルトのものを多めに買って備蓄しているといった声を聞いたことがあります。また、備蓄品は災害によっては取り出すことが出来なくなることがあるので、数カ所に分けておくとよいでしょう。

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電気、水道がない生活をイメージしてみる
家の中を見回してみると、必要のないテレビや電灯がついていたり、食器洗いやシャワーで水を無駄に流しているといったことはありませんか?日頃から電気や水を大切に使うことを心がけましょう。歯磨きもコップをうまく使えば、少量の水でできます。シャワーを浴びる時も、お湯に変わるまでの水をバケツにためれば、洗濯や水やりにも活用できます。普段からに使っている資源を意識する、そうするだけで資源の無駄遣いを減らし、備えを考えることができるようになります。

家族との連絡方法を確認しましょう
災害時、家族と連絡をとれずに不安な時間を過ごすことがあります。非常時の連絡方法について普段から決めておくと良いでしょう。被災地以外の地域の方が、電話など通じやすくなることがあります。SNSは情報が早くて便利という意見もあります。様々な方法を考えてみましょう。普段から家族や親戚の電話番号はメモなどに控えておきましょう。
阪神淡路大震災を経験した友の会の会員からは、家族とけんかをしても、夜寝る前には必ず仲直りをするように努めている、といった意見が聞かれました。筆者は、その言葉にはっとさせられました。難しいことのようにも思えますが、日常は当たり前ではないと考えると、心がける必要があるのだと思えてきます。

近所付き合い、人とのつながり
高齢者の方や一人暮らし世帯など、心細い思いをしている人がたくさんいます。筆者は東日本大震災のときに、両隣の住人に声をかけたことがありました。どちらも一人暮らしのご高齢の方でしたが、のちに、「あの時は本当に嬉しかった」と、お礼を言われました。日頃、軽く挨拶をする程度の仲でも、有事の時には力を発揮するつながりになります。普段から、近所の人たちとはつながる気持ちを心がけると安心です。

生活をシンプルにする
家の中に物をあふれさせず、必要最低限にしてみるのも、災害への備えにつながります。家具、家電、洋服、食器、日用品などのものだけでなく、時間や人間関係といったものも、シンプルにすることを意識してみましょう。そこから得られる心地よさ、心の豊かさはとても大きいものです。身の回りを改めて見直してみると、自分にとって何が大切なのか、よく見えてくることでしょう。

毎日リセットする習慣をつけましょう
羽仁もと子著作集の中に「寝る前の家」という言葉が出てきます。毎日の心得として、多くの会員が心がけようと励んでいることですが、防災の備えにもつながる内容が多いので、ここでご紹介します。

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・ 戸締まり
・ 居間を片付ける
・ やかんに水を一杯
・ 食卓、台所を片付ける
・ 朝食下準備
・ 火の元確認
・ 玄関をととのえる
・ 電気、ガスを消す
・ 明日の予定確認
・ 持ち物、洋服をそろえる
・ ゴミ出しの準備
・ ものを定位置に 

いかがでしょうか?どれもすぐにできることばかりで、これを習慣にすると生活がスムーズにまわりはじめます。災害に100パーセント備えることはできませんが、日々の生活を整えることで、被害を最小限に食い止められることもあるでしょう。今晩から、習慣にしてみてはいかがでしょう?

災害は発生する時間や季節の違いなどによって、状況が大きく違ってきます。
『災害はいつも違った顔でやってくる』とも言われています。それぞれの状況での避難や生活を想定することで、 家族や周囲の人とのコミュニケーションにもつながり、自分の生活が改善されるかも知れません。 それが防災の備えにもつながると思います。

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▼▲▼羽仁もと子の言葉▼▲▼

思想しつつ生活しつつ  を味わいかけて来ると、だれでもこの人生に感謝と生きがいを感じて来ます。思いにあまることがあったら、祈りましょう。思っても実行し得ないことがあったら、また祈りましょう。
−「思想しつつ生活しつつ祈りつつ」−羽仁もと子著作集『思想しつつ 生活しつつ』(上)

次回の更新予定は8月7日(土)です。どうぞお楽しみに!

(文責:この記事は、2014年4月から2020年3月まで東京第一友の会が情報提供をしていた、NHKニュースandスポーツ(有料ニュースサイト)に掲載されたものの一部です)
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2021年07月14日

清拭布作りについて

公共委員 I

友の会の公共は、全国友の会ホームページの「公共とは」にも掲げられるように、「家庭は簡素に 社会は豊富に」の羽仁もと子の思想のもと、社会で困っている人達のためにできることを、皆さんの想いと奉仕、協力で長年継続して行っています。

東京第一では、施設にお送りする清拭布や食事エプロンを作ったり、施設の訪問や見学を行い、12月には諸団体にクリスマス献金をお送りしています。

さらしの清拭布は、ご縁のあった東村山にある老人保健施設にお送りしています。数量は変化しながらも、近年は毎年300反、1500枚程を全方面で製作しています。

▼さらし1反から5枚の清拭布ができます。
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清拭布は、180cmに切ったさらしを、輪にして、折り伏せ縫い(ミシンか手縫い)で作ります。施設の方のお話では、さらしの清拭布は、肌に優しいので、職員の方の間では「白いダイヤモンド」と呼ばれ、擦り切れるまで大切に扱われているそうです。そのように大切に思っていてくださり、私たちもありがたく思います。

▼一昨年、施設を訪問した折、ボランティアの方と一緒に、高温洗濯後、乾燥機から出てきた清拭布のしわをとり、たたむお手伝いをしました。
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▼たたまれた清拭布
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さらしは長年、友の会とお付き合いのある業者より購入しています。友の会の公共活動を理解して、様々なご協力をしてくださるので、私たちも大変、助かっています。

この清拭布作りは、長年続けられているので、会員の夏の行事となっています。
夏の一日、方面や最寄でみんなで集まって作ったり、会員が個人で作ったものを、9月例会に集めてお送りしています。清拭布作りは、最近、縫い物をする機会の少ない会員にとっても、貴重な機会となっています。
これからも、この清拭布作りを続けていきたいと思います。

posted by 東京第一友の会 at 00:27| 東京第一友の会